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2012 Fiscal Year Research-status Report

心肺停止蘇生中での肺冷却による頭部冷却法の開発

Research Project

Project/Area Number 24592751
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

櫻井 淳  日本大学, 医学部, 助教 (40339320)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordscardiac arrest / hypothermia / brain protection
Research Abstract

直結式酸素湿潤器のボトルで水を入れない場合、水を入れた場合、氷を入れた場合、氷と水を入れた場合、氷と生理食塩水を入れた場合、氷と生理食塩水を入れたボトルの周囲を冷却パックで覆った場合で酸素が何度まで冷却するか経時的に測定した。しかし、どの場合も、この装置においては酸素温度は室温と大きく変わらなかった。このため新たに、吸入酸素を低下させ,同時に換気も可能な装置の開発が必要となった。
このため、500mlのペットボトルに水を満たし、輸液の加温コイルを挿入しディープフリーザーに入れて-80℃に冷却した。十分に冷却を行った時点で、この装置の加温コイル部分に酸素を流し、換気のためのジャクソン・リース回路につなぎ、酸素流量を10L/分として先端での温度の変化を測定した。この結果、ジャクソン・リース回路の先端における酸素温度は4℃に低下した。心停止時に換気を行うジャクソン・リースに、作成した酸素の温度を低下させる装置をつけることにより、換気をしながら酸素温度を低下させることが可能な開発することに成功した。
この装置に対する安全性の確認が必要と考えられた。まずは健常成人1人にこの装置により冷却された酸素をジャクソン・リース回路を通してマスクで投与しながら、腋窩温、鼓膜温、心拍数、血圧、末梢酸素飽和度を30分間測定した。体温を含めたバイタルサインに、大きな変化は見られなかった。より多くの健常ボランティアにて安全性の確認が必要と考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

温度冷却装置が予測通りには作動せず、温度冷却方法に関して新たな装置の開発が必要となった。そのため、少し予定より遅れてしまったが、冷却装置の開発を行い、安全性の確認を正常健常人1名で行うことが出来た。

Strategy for Future Research Activity

冷却装置の健常成人への安全性の確認を行う予定である。安全性の確認が出来たら、シングルアーム検討で心停止中の症例で実際に検討する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

該当無し

URL: 

Published: 2014-07-24  

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