2012 Fiscal Year Research-status Report
国内における中小規模病院への院内急変対応の普及と症例レジストリーの確立
Project/Area Number |
24592755
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50465457)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 院内急変対応チーム / Rapid response system / 医療安全 / 疫学研究 |
Research Abstract |
平成24年度の目標は、ウツタイン形式をアレンジしたRRSの報告書を作成しており、その内容を各施設の院内医療安全対策室にてデータベースとして保管管理できるようにしていく。平成24年度に各地域でRRS研修導入会と、導入施設のデータベース化のフォローアップを行うということであった。 日本臨床救急医学会の院内救急対応システム委員会のコアメンバーとなり、学会と共催で、2013年2月9日に中小規模病院へのRRS導入セミナーを開催した。17施設から約50名の医療安全担当者、管理職、RRS現場実働医療者の3名がチームとして参加していただいた。また、2012年8月12日に第9回日本集中治療リフレッシャーセミナーにて、RRSの講演を日本集中治療学会員に対して行った。2013年2月17日には、沖縄にておきなわクリニカルシミュレーションセンター(ちゅらSIM)設立1周年で、RRSに関しての講演を行った。 アンケート調査数は、300近く集まり、そのデータ解析を現在行なっており、2013年7月12-13日に第16回日本臨床救急医学会にて報告する。 RRSの導入を予定している施設に、CPA症例の事例を検討していただくために、聖マリアンナ医大で倫理委員会を通し、現在10施設を対象に倫理委員会を通していただけるように依頼中である。 この研究の最大の目標である、RRSのデータベースを、オンラインレジストリができるように、UMINに現在問い合わせ中である。ファイルメーカープロにて、入力項目はすでに作成しており、聖マリアンナ医大で倫理委員会の承認を受ける予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
RRSを導入してくれる施設の選定が済み、現在、導入前のCPA症例、院内死亡率を算定して頂く予定である。オンラインレジストリが、UMINに依頼しているため、承認されるまでに2014年1月ごろまでかかってしまう可能性がある。そのため、ファイルメーカープロのデータ入力ソフトを各施設に配布して、オンラインレジストリが完成するまで、暫定的にデータ入力を行なっていただく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、共同研究者を含めた一般病院や大学病院での講演が全国であり、RRS導入を予定している施設にCPA症例の登録と今後のRRS症例のオンラインレジストリを協力要請し、施設数の拡大を図る。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
参加協力施設数は、日本臨床救急医学会との共催で、10施設は確保できる予定である。そのため、25年度は、より確実にデータ収集を行うためにオンラインレジストリ作成に200万程度、そしてデータの管理に50万程度の予算をかける予定である。
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