2014 Fiscal Year Annual Research Report
超微小で長時間の歯のくいしばりが与える咀嚼筋への悪影響
Project/Area Number |
24592894
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大畑 昇 北海道大学, -, 名誉教授 (60002185)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 太郎 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 講師 (80346452)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 筋筋膜疼痛 / 顎関節症 / 頭痛 / ブラキシズム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「力と持続時間を規定した咬合力」を発揮している前・中・後の咀嚼筋、特に今回はヒト咬筋内の血流・血液組成動態を把握し、咀嚼筋疲労のメカニズムを理解する手がかりを得ることを目的とした。 本事業を完了するためには、1. 咬合力計とその咬合力値を被験者本人にフィードバックする装置の開発、2. 咬合力、咀嚼筋内血流量、咀嚼筋内血液組成変動、咀嚼筋活動量、自律神経反応度を同時に計測できる装置の開発、が必要であった。 平成23年3月11日に発生した東北地方の災害により、内定額通りに補助金が交付されない可能性が出た。そのため申請備品の購入を控え、自作による測定装置の作製、研究代表者所有の既存品、部局外の共同研究施設の既製品の借用、により本事業を完了することにした。 1. の咬合力計とそのフィードバックについては、平成24年5月中に研究連携者の在籍するデンマーク、オーフス大学を訪問し、測定装置とプログラムを自作で完成させた。 咬合力計は片持ち梁二本を基本構造に用い、A/D(analogue/digital)コンバータを介してUSBコネクタよりコンピュータに入力、自作のソフトウエア上で咬合力を常時確認できるようにした。 実験プロトコルについては平成23年11月下旬にデンマークとスウェーデンより、本研究内容に精通している研究者を1名ずつ招聘し、完成した。 2. については、研究代表者、連携研究者(デンマーク、オーフス大学)、研究協力者(スウェーデン、カロリンスカ研究所)それぞれが保有している測定装置をデンマーク、オーフス大学に持ち寄って測定を行った。 測定セットアップは平成24年度中に完了、平成25年度中に予備実験、本実験へ入り、完了した。平成26年度中に分析、学会発表(二回)、論文発表を行った。
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Research Products
(5 results)