2014 Fiscal Year Annual Research Report
ブラキシズム患者の補綴装置破損を回避する新規治療プロトコールの提案
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24592922
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
桑鶴 利香 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (20325567)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
築山 能大 九州大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (10236870)
古谷野 潔 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (50195872)
郡 英寛 九州大学, 大学病院, その他 (70589621) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 睡眠時ブラキシズム / 補綴装置 / スプリント / プロトコール |
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| Outline of Annual Research Achievements |
スプリント磨耗面評価システムの改良を行い、より広い面積を経時的に評価できるようにスプリント固定装置を自作し、磨耗面解析ソフトの改良を行った．
昨年度データを採取した被験者の同意を得て、正常有歯顎者である九州大学歯学部学生および九州大学病院職員の中からブラキサー判定基準（ASDA：1992）を満たす者で，改めて測定した睡眠時咬筋筋活動から判断したブラキサー群6名とコントロール群5名を選択した。すべての被験者に睡眠中に装着するスプリントはスプリント成型器を用いて作製し、スプリント摩耗面評価システムを用いて磨耗面を解析した．その結果，ブラキサー群およびコントロール群の筋活動とスプリント摩耗面の程度に関連性は認められなかった．またブラキサー群6名対して簡易型歯ぎしりセンサーによる測定を行い，ブラキシズムレベルとスプリント摩耗面の程度を3段階で評価したところ，3名が中程度で3名が高度であった．
また、上下顎どちらかの片側遊離端欠損の補綴治療予定患者8名を選択し、睡眠時睡眠時咬筋筋を測定したところ、ブラキサーと評価された被験者は2名であった。その後、被験者の臨床診査を行い、磨耗面評価用スプリントを装着させた。しかしながら、研究期間中にコホート研究を遂行するに至らず、横断的に遊離端欠損患者のスプリント磨耗面の解析を行うにとどまった。一方、歯科技工士や被験者に補綴装置の設計を説明する際に、スプリントの磨耗面の評価結果を提示することで、磨耗範囲や残存歯の負担についての説明が容易であった。
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