2013 Fiscal Year Research-status Report
現在考えられ得る全ての脱落要因を排除した矯正用皮質骨インプラントシステムの開発
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24593105
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
國則 貴玄 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00626666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮脇 正一 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (80295807)
八木 孝和 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10346166)
友成 博 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70398288)
上村 裕希 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50464467)
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Keywords | 歯科矯正用アンカースクリュー |
Research Abstract |
矯正力に対して十分な維持力を発揮する皮質骨インプラントの形状、直径、長さ、テーパー等のデザインを決定し、ヒトの皮質骨(2~3mm程度)と海綿骨と同様の厚み・硬度をもつ Simulated Cortical Bone (Sawbone社製) に植立して機械的試験を行い、従来型インプラントとの比較を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
機械的試験により新規皮質骨インプラントのデザインを決定した後、従来型インプラントとの比較を行っている。今後は動物実験を行い、更なるデータ採得を行った後、ヒトを対象とした新規皮質骨インプラントの臨床的評価を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
・動物実験で新規皮質骨インプラントと従来型のインプラントの維持力を比較、検討する。 ・新規皮質骨インプラントの対照群として、矯正治療を希望し、固定源としてインプラントが必要な患者について引き続きデータを採得し、挿入トルク、皮質骨の厚み、脱落率等を評価する。 ・ヒトを対象とした新規皮質骨インプラントの臨床的評価を行う。植立部位は術前パノラマエックス線所見から歯根間距離の広い部位を選定する。植立方法は、動物実験と同様とする。使用方法は、植立直後から200~300gの矯正力を負荷する。術者の技量による差を排除するため、植立は申請者3名が行う。植立後は局所的にCT撮影を行い、インプラントと歯根との距離を計測する。また、動物実験と臨床実験をまとめ、臨床矯正歯科分野のトップジャーナルに論文を投稿し、さらに学術大会で本研究の成果を発表する。また、新規皮質骨インプラントシステムの特許申請を行い、社会に対して情報を発信し、矯正用インプラント治療学として新たな学術分野を創設する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
マイクロCT撮影の条件設定が予想外に困難であり、その条件検討に時間を要した。 動物実験で新規皮質骨インプラントと従来型のインプラントの維持力を比較・検討する。また、ヒトを対象とした新規皮質骨インプラントと従来型インプラントとの臨床的評価を行う。 動物実験と臨床実験をまとめ、臨床矯正歯科分野のトップジャーナルに論文を投稿し、学術大会で本研究の成果を発表する。さらに新規皮質骨インプラントシステムの特許申請を行う。
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Research Products
(3 results)