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2012 Fiscal Year Research-status Report

インプラント周囲炎に関するリスク因子解析のための前向き研究

Research Project

Project/Area Number 24593131
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

申 基てつ  明海大学, 歯学部, 教授 (40187555)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷田部 一大  明海大学, 歯学部, 助教 (00526551)
大塚 秀春  明海大学, 歯学部, 助教 (10271230)
大西 英知  明海大学, 歯学部, 助教 (30580279)
難波 智美  明海大学, 歯学部, 助教 (40406393)
林 丈一朗  明海大学, 歯学部, 准教授 (50337507)
辰巳 順一  明海大学, 歯学部, 准教授 (60227105)
成田 宗隆  明海大学, 歯学部, 助教 (60609113)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywordsインプラント周囲炎 / 発症前診断 / 前向き研究 / 全身的リスク因子 / 局所的リスク因子
Research Abstract

現在インプラント周囲炎は、未だにどの治療法が優れているかという結論は導き出せていないため、この病変を未然に防ぐことは重要である。
そこで本研究の目的は、インプラント周囲炎の発症前診断を確立するために調査する。本科学研究費申請期間においては、インプラント周囲炎の発症におよぼす全身的、局所的リスク因子の影響を明らかにする。この目的を達成するために本年度は、1. 明海大学歯学部付属明海大学病院歯周病科でインプラント治療が施された患者のデータベースの整理、2. 調査対象のリスク因子を決定するために文献的検討を行った。その結果を以下に示す。
1. 当科において1998年2月から2012年3月までの14年1か月間にインプラント治療が施された患者は342名 (男性104名、女性238名、平均年齢52.2 ± 10.6歳、range 18 - 76歳) であった。また、埋入インプラント本数は1233本 (1人あたり平均インプラント埋入本数3.6 ± 2.8本) であった。
2. 想定されるリスク因子としては、全身的リスク因子として性別、年齢、喫煙歴、インシュリン依存型および非依存型糖尿病、種々の原因による骨粗鬆症、冠動脈疾患、ステロイド療法、化学療法または頭頸部放射線療法の既往である。また、局所的リスク因子として、口腔清掃状況、インプラント周囲ポケット深さ、インプラント周囲角化歯肉の有無、インプラントの部位・表面性状・直径、歯周病の既往、ブラキシズムの有無である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度の目的は、患者のデータベースの整理および調査対象のリスク因子を決定することであり、この目的を果たせたと考える。このため、当初の計画通り順調に進展しているといえる。

Strategy for Future Research Activity

今後は、各患者のリスク因子を抽出しデータベースを充実させる。また抽出されたリスク因子とインプラント周囲組織の状態を参照することでと相関関係を明らかにする。さらに埋入されているインプラントについて追跡調査を行い、インプラント周囲炎の発症頻度ならびにインプラント周囲に炎症を引き起こすリスク因子について調査していく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

昨年度は,調査対象患者の細菌検査に必要な検査キットの購入に多くの予算を割いたが,次年度では,その他の因子として咬合力検査に必要な消耗品,あるいは調査用紙の作成費用,その他の検査項目に関わる費用に研究費の多くを費やす予定である。また,研究成果の一部について国内外学会で発表を予定していることから,研究費の一部を学会参加のための旅費として充当したい。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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