2013 Fiscal Year Research-status Report
障害者の生涯にわたる口腔のQOL向上を目的とした地域連携クリニカル・パス運用
Project/Area Number |
24593151
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
江草 正彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (90243485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 学 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40157904)
森 貴幸 岡山大学, 大学病院, 助教 (90274000)
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Keywords | 障害者歯科 / 地域医療連携 / クリニカルパス |
Research Abstract |
本研究の目的は、地域の障害者の歯科的支援を生涯にわたってサポートするための地域医療連携クリニカルパスの効率的な運用システムの構築を行なうことである。 そのため、平成25年度は受け入れの一次医療機関である倉敷歯科医師会の会員への、障害者歯科に関するセミナー、臨床実習を開催した。そして参加した歯科医師に対してのアンケート調査をおこない、医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築を検討した。 また、歯科医療関係者が障害の理解を深めやすくするために、自閉症者の歯科での行動調整法についての論文を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度は、地域連携クリニカルパスの受け入れ一次医療機関である歯科医師会センターでの障害者歯科に関するセミナーおよび臨床実習をおこない、医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築の検討ができたため。また歯科医療関係者への自閉症者の歯科医療対応についての論文を発表することで、歯科医療関係者への障害の理解を深めることができたと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度も引き続き、地域連携クリニカルパスの受け入れ一次医療機関である歯科医師会センターでの障害者歯科に関するセミナーおよび臨床実習をおこない、医療関係者への教育・育成・啓蒙支援システムの構築を行なう。 そして、実際に地域連携クリニカルパスの運用を行い、スムーズに医療連携ができているかを検討する。 また、この研究を国内外の関係学会で発表し、障害者歯科における地域医療連携クリニカルパスの評価や改善点を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
地域連携クリニカルパスの受け入れ先である、一次医療機関の医療関係者へのトレーニングセミナー開催が年度をまたがって開催されるため、それにともなう経費が繰り越された。 地域連携クリニカルパスの受け入れ先である、一次医療機関の医療関係者へのトレーニングセミナーを、4月から2回目を計画していて、それにともなう講師料、講師交通費等に 経費を予定している。
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