2014 Fiscal Year Annual Research Report
前駆蛋白質転換酵素ADAMsを標的とした歯周病予防・治療戦略の検討
Project/Area Number |
24593163
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (20301442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
吉田 明弘 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20364151)
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ADAM17 / 歯周組織 / 口腔ケラチノサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究課題では、炎症性疾患において重要な役割を担っていると考えられる前駆蛋白分解酵素ADAMsに焦点をあて、ADAMsを標的とした歯周病予防ならびに治療に関する新たな戦略を検討することを目的としている。 本研究の結果、歯周組織においてADAM17は歯肉上皮細胞に発現していることと、歯肉上皮細胞および扁平上皮細胞における細胞膜上に発現していることが明らかとなった。また歯周病原性細菌であるP. gingivalisならびにE.coli由来のLPSで刺激することにより、歯肉上皮細胞と扁平上皮癌細胞においてADAM17とTNF-αのタンパク質のレベルは共に上昇し、ADAM17とTNF-αタンパク質発現レベルには有意な相関関係が認められた。ADAM17 は歯肉上皮細胞中に発現し、歯肉上皮細胞における炎症性サイトカインであるTNF-αの産生に関連する可能性が示唆された。 また、ADAM17活性をADAM17の阻害剤ならびにMMP阻害剤を用いて阻害した場合、LPS刺激で産生されるTNF-αタンパク質発現レベルに与える影響に関しては、今までのところ明確な結果は得られていない。
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Research Products
(2 results)