2014 Fiscal Year Annual Research Report
植物由来成分の歯周病予防薬としての役割に関する研究
Project/Area Number |
24593172
|
Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
渡辺 清子 神奈川歯科大学, 歯学研究科(研究院), 講師 (70148021)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 信城 神奈川歯科大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (20247315)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 植物由来ポリフェノール / 歯周炎 / 抗菌効果 / 歯槽骨吸収抑制効果 / 付着・定着阻害 / 口臭抑制 / 唾液細菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日常的に摂取する食品やサプリメントによる歯周病予防効果を評価することを目的としている。 平成24年度はラットを用いた歯周病モデル実験での抑制効果を確認した。また、平成25年度は松樹皮由来ポリフェノール(ピクノジェノール)が細胞培養系を用いたP. gingivalisのヒト歯肉上皮細胞への付着・侵入を阻害し、さらに歯槽骨吸収の原因となる破骨細胞の分化を抑制すること、ならびに成熟破骨細胞のRANKL刺激による延命活性をも抑制することを確認した。 当該年度(平成26年度)は、松樹皮由来ポリフェノール(ピクノジェノール)をチューイングガムに混合し、日常的なガム摂取による口臭抑制効果、およびガム摂取による口腔常態が改善されるかについて検討した。被験者は糖尿病などの全身疾患を有せず、現在、歯周治療を行っていない者を対象とし、1日6回、ピクノジェノールガムあるいはプラセボガムを4週間噛むことによって評価した。口臭抑制効果については、実験開始時、開始2週間後、4週間後に口気中の揮発性硫化物量を測定することにより評価した。その結果、ピクノジェノールガムの摂取により、実験開始2週間後から有意な揮発性硫化物量の減少が認められた。
|
-
-
-
[Journal Article] Reactive oxygen species scavenging activity of Jixueteng evaluated by electron spin resonance (ESR) and photon emission.2014
Author(s)
Toyama T, Wada-Takahashi S, Takamichi M, Watanabe K, Yoshida A, Yoshino F, Miyamoto C, Maehata Y, Sugiyama S, Takahashi SS, Todoki K, Lee MC, Hamada N
-
Journal Title
Natural Product Communications
Volume: 9
Pages: 1755-1759
Peer Reviewed
-
-
[Presentation] Antioxidant effects of Jixueteng.2014
Author(s)
Toyama T, Todoki K, Matsuo M, Takahashi S-S, Wada-Takahashi S, Takamichi M, Yoshino F, Yoshida A, Watanabe K, Hamada N
Organizer
7th World Congress on Preventive & Regenerative Medicine
Place of Presentation
Taipei
Year and Date
2014-11-04 – 2014-11-07
-
-
-
-
-