2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24593199
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
原田 博子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40579421)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長家 智子 佐賀大学, 医学部, 教授 (70207976)
道面 千恵子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80363357)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 医薬品の安全 / KYT / 6R / RCA / FMEA / 添付文書 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年の実態調査・インタビュー調査と平成25年度の薬剤に関する事故事例調査をもとに、平成26年度は教育プログラムの構築を行った。1)看護学部生2年生対象の教育プログラム 診療の補助業務に伴う基礎看護技術と平行して、医療安全の知識と技術を教育。とくに、2年生では与薬業務では添付文書の読み方、6Rの遵守KYTの視点RCA分析による安全の必要性の説明できること2)看護学部生3年生対象の教育プログラムでは、看護管理の授業において安全管理を7つの管理の視点から学び4年生の総合実習につなぐ3)看護学部生4年生対象の教育プログラム医療安全論を必須科目で履修 基礎教育過程最後の履修となり、卒業時の到達目標に向け、さらに、職業教育だけでなく学士課程卒業時の目標を視野に入れ、医療安全の概要・医療機器安全・医薬品の安全・療養上の安全・証拠となる看護記録の方法について演習・講義で15コマ実施 再度KYTの復習ワークをした後、KYTの写真から危険予知FMを自分たちで考えさせ、その後FMEA分析を実施する。学生から活発な意見を出し、要因を多く考えさせるために、WEBによる討議法をシステム担当者の支援の下実施し、学生からは様々な視点を共有できたと肯定的な意見がでた。 以上のことから、基礎教育課程における教育プログラムでは、高年次教育において段階的に3つの領域を意識して教育することが重要である。認知領域薬の知識:薬の作用、ハイリスク薬。情意領域:5Sの重要性を伝達できる。「事故は他人事ではない」「個人の責任ではない」ことを受け入れることが出来る。精神運動領域:添付文書を読む。6Rの遵守。写真や図から危険予知(KYT)ができる。事故事例からなぜなぜ分析RCAができ、対策を導き出すことができる。導き出したさまざまグループで出したKYTをFMにして要因分析できる
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Research Products
(3 results)