2013 Fiscal Year Research-status Report
臨床看護師の倫理実践能力を向上させる看護倫理教育プログラムの開発
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24593218
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
白鳥 孝子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (90331389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉澤 千登勢 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (40461157)
佐藤 まゆみ 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10251191)
浅井 美千代 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (20212467)
三枝 香代子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (80248864)
阿部 恭子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (00400820)
田口 智恵美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (80555300)
広瀬 由美子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (20555297)
大内 美穂子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (30614507)
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Keywords | 看護倫理 / 教育プログラム / 現任教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は、臨床看護師の倫理実践能力を総合的に育成する看護倫理教育プログラムを開発することである。看護倫理教育プログラム開発に向けて、平成25年度は、以下のことを実施した。 1.今年度は、看護倫理教育プログラム開発の基礎資料とするために、調査を実施する予定であり、昨年度に引き続き、倫理実践能力に必要な知識面・知覚面・内省面・行動面・資質面の5側面のうち、臨床看護師の倫理実践能力に焦点を当てて知識面・内省面・資質面を測定する調査票を作成し、妥当性を検討した。 2.知覚面及び行動面は既存の尺度を使用する予定であったため、その使用の検討を行った。検討の結果、研究目的に添った有効なデータが得られないと判断し、使用を取りやめることとなった。そのため、知覚面は異なる尺度の使用を検討し、調整中である。また、行動面は、新たに調査票を作成し、現在、妥当性を検討中である。 この5つの側面の調査票作成のプロセスにおいては、臨床看護師が倫理問題に直面した際の思考プロセス及び5つの側面の関係性などの再検討となり、看護倫理教育プログラムの開発に向けた理論構築の基となる資料を得ることができた。特に、資質面の検討において、人として、また看護専門職としての「資質」について行った検討は、看護倫理教育プログラムにおける資質面へのアプローチ方法の可能性を探ることに繋がった。 3.今後、再度、調査票を全体的に検討し、倫理審査の承認を受けたあとにパイロットスタディを行い調査を開始する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は調査を行う予定であったが、調査票の妥当性の検討に時間を要したため、遅れが生じた。 更に、5つの側面のうち2つの側面の調査票を新たに検討することとなり、その検討や調査票の作成に時間を要したため、調査を行うことができず、全体的な研究計画に遅れを生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
調査票の作成後、早急にパイロットスタディを行い、本調査を行う。 データの回収・分析を早急に行い、その結果と文献検討をもとに倫理教育プログラムを作成する。 調査の結果は学会発表、投稿に向けて準備を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究の進捗状況が遅れているため、看護倫理教育プログラム作成に向けた予備調査のための支出ができず、翌年に繰り越しが必要である。 調査票の印刷、郵送代、研究協力者への謝礼、データ入力などの人件費、文具などの購入、学会参加費、文献取り寄せ費などの使用を予定している。 また、倫理教育プログラム作成後に有識者及び病院管理者と妥当性・実現可能性について検討を行うため、謝礼が必要である。
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