新人看護師教育指導担当者の教育育成プログラムの開発

2014 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 24593229
• Research Institution: Setsunan University
• Principal Investigator: 中山 由美(平野由美) 摂南大学, 看護学部, 講師 (90346239)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 細田 泰子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (00259194) ; 星 和美 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (40290358) [Withdrawn] ; 隅田 千絵 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (00611427)
• Project Period (FY): 2012-04-01 – 2017-03-31
• Keywords: 看護教育

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、救急領域の新人看護師が必要とする教育的支援が、教育指導担当者から実施されるように、新人看護師を指導する教育指導者（実地指導者、プリセプター等）への教育育成プログラムを作成し、実践・評価することを目的としている。
平成25年度は、研究分担者および研究協力者と研究内容や方法について会議をもち、平成26年から27年度の研究計画書を作成した。研究計画書の概要としては、平成26年度は比較対象群とし、教育指導担当者および新人看護師にアンケート調査を実施する。平成27年度は介入群として、当該年度に教育指導担当者となった方へ自尊心を高める関わり方についてなどの講義を実施する。そして教育指導担当者および新人看護師にアンケート調査を実施する。
平成26年度は、了承が得られた5施設の看護部に研究依頼を行いながら、研究分担者および研究協力者と打ち合わせを行っていった。比較対象群（5施設の教育指導担当者55名、新人看護師45名）に対して、平成25年5月、9月、平成27年2月にアンケート調査を実施した。また平成27年度に教育指導担当者となる方（5施設の介入群）に対して、2016年3月に新人看護師の自尊心を高める関わり方などについての講義を実施した。
平成27年度は、教育指導担当者(5施設介入群30名程（3月講義受講者）)へ9月ごろに勉強会を実施する予定である。また平成27年度の教育指導担当者介入群（5施設30名程）および新人看護師（5施設40名程）に対して、5月、9月、平成28年2月にアンケート調査を今後実施していく予定としている。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は、救急領域の新人看護師が必要とする教育的支援が、教育指導担当者から実施されるように、新人看護師を指導する教育指導担当者（実地指導者、プリセプター等）への教育育成プログラムを作成し、実践・評価することを目的としている。
達成状況としては、前述したように、平成26年度の比較対象群にアンケート調査を実施し、平成27年度の教育指導担当者になる方に講義を実施し、研究遂行にあたっては、ほぼ計画している通りである。

Strategy for Future Research Activity

平成27年度は、了承が得られた5施設の教育指導担当者（介入群）に対して、9月に勉強会を実施する予定である。また教育指導担当者（介入群）および新人看護師へのアンケート調査を5月、9月平成28年2月に継続的に実施し、状況を把握する。

Causes of Carryover

平成27年度教育指導担当者に対して、3月に実施した講義等の運営費用の一部は、年度末であったため、平成27年度の費用より使用する。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度は、アンケート調査による郵送調査を3回実施するため、調査用紙作成や郵送代、文具に費用が必要となってくる。データ処理や集計作業に人件費が必要となる。
また9月に教育指導担当者を対象にグループディスカッションの勉強会を開催するため、謝礼金や運営費が必要となる。