2014 Fiscal Year Annual Research Report
看護リハ職チーム生活支援による入院患者生活動作、認知症、業務負担、医療安全の研究
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24593246
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
田中 聡一 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20272247)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 入院患者 / 日常生活動作 / 認知症 / 業務負担 / 早期退院 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、入院患者の病院内での看護職およびリハビリ職によるチーム対応により、患者の日常生活動作の維持および認知症の進行予防、そして、働く職員の負担軽減、および入院中の医療安全を立証するものである。最終年度で、認知症予防の成果と、それに付随する行動心理症状の軽減、および、職員の負担軽減に関するエビデンスを高めることができた。 この研究成果を進行させ、認知症の街づくりにつながる重要な提案をするに至った。病気にかかり、入院治療した場合、認知症が進んだ人が退院した際に、急な認知機能低下による行動心理症状、特に徘徊などが出現することがあり、その予防に本研究の成果が貢献する。さらに、退院からスムーズな地域への交わりにおいて、街づくりの重要性を示唆することができた。 この成果は、平成26年に開催された4つの学会(日本医療福祉学会、日本保健医療学会、日本ビジネスマネジメント学会、日本商学研究学会)による合同全国大会での合同企画、特別招待講演で学術報告する機会を得、多くの医療福祉介護保健専門職や経営関係の専門職に本研究の成果を伝えることができた。 研究は概ね目標を達成し、本研究成果を実用化させるためにも、今後は費用対効果についての研究を進めることとする。実用という意味では、現在の医療経済事情を鑑みると、医療費のデータを追加することは必須であり、具体的な費用対効果提示に結びつく研究成果が必要となろう。
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Remarks |
日本保健医療学会総合賞受賞
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Research Products
(1 results)