2013 Fiscal Year Research-status Report
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24593261
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Research Institution | Saku University |
Principal Investigator |
吉田 文子 佐久大学, 看護学部, 准教授 (80509430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 豊明 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20301830)
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Keywords | ティーチングスタイル |
Research Abstract |
本研究は、クリティカルシンキングや自己主導学習が身につきやすいとされる「学習者中心」のティーチングスタイルかどうか、教師自身が測定できるように、米国で開発されたティーチングスタイル尺度「Principles of Adult Learning Scale」を基にして教師のティーチングスタイル測定尺度日本版を作成することが目的である。 【平成25年度までの成果】 平成24年度までに報告の「Development and Linguistic Validation of the Japanese Version of Teaching Style Assessment Scale」で作成の暫定日本版尺度を使用して全国調査を実施した。その結果、研究目的であった日本版尺度の作成に留まらず、英語圏でも使用できる尺度を開発することができた。原版尺度開発者の協力・承諾のもと、本尺度をPALSの日本版とせずに時代や文化を超えた新たな尺度として「Teaching Style Assessment Scale (TSAS)」と命名し、日本語・英語の両方で使用できるものとした。 その内容は、"Development of an Instrument to Measure Teaching Style in Japan: The Teaching Style Assessment Scale"としてThe Journal of Adult EducationのSpring 2014に掲載が予定されている。続いて、国際看護学学会(Sigma Theta Tau International Congress)においても発表することになっている。また、この尺度は英語圏でも使用できるため、国際教育学学会(International conference on Education)での発表も視野にいれている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成26年は、開発された尺度を公表することが主であり、英雑誌での掲載、国際学会での発表(登録済)を予定通り進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
本尺度が世界で広く使用できる尺度となったため、国際看護学学会に続き、国際教育学学会(international Conference on Education)への登録を平成26年8月に行い、アクセプトされれば1月に発表する予定である。そこではFDとしての意見交換の機会としたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究進行上、今年度購入する物品ならびに情報収集費を次年度に繰り越すことが妥当と考えられたため。 書籍ならびに学会における情報収集に使用する。
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