2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24593261
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Research Institution | Saku University |
Principal Investigator |
吉田 文子 佐久大学, 看護学部, 准教授 (80509430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 豊明 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20301830)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ティーチングスタイル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、クリティカルシンキングや自己主導学習が身につきやすいといわれる「学習者中心」のティーチングスタイルかどうかを教師自身でセルフアセスメントできる尺度として米国で開発された「Principles of Adult Learning Scale(PALS)」を基に、教師のティーチングスタイル測定尺度日本版を作成することが目的である。 【平成26年度の成果】 平成25年度までに開発した尺度は「Teaching Style Assessment Scale (TSAS)」と命名し、①PALSより質問項目数が少ない(回答時間短縮)、②日本語・英語の両方で使用できることが特徴で、開発のプロセスは各学会で報告したが、26年度は「国際看護学会(Sigma Theta Tau International)と国際教育学会(International Conference on Education)」の2会場で発表した。本年は研究最終年度であるため、TSAS開発までの研究プロセスを「Development of an Instrument to Measure Teaching Style in Japan: The Teaching Style Assessment Scale」と題して教育学会誌「The Journal of Adult Education」に投稿し、査読後に掲載(The Journal of Adult Education 43.1, 11-18)された。 今後はこのTSASが、開発の基となったPALSの単なる短縮版か、あるいは新尺度といえるのかを英語ネィティブの教師を対象に調査し検証することを視野に入れている。
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