2013 Fiscal Year Research-status Report
妊娠・育児期にある臨床看護師の職場定着に向けての支援モデル構築
Project/Area Number |
24593280
|
Research Institution | Ashikaga Junior College |
Principal Investigator |
杉原 喜代美 足利短期大学, その他部局等, 教授 (70299824)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市江 和子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00279994)
栗田 佳江 足利短期大学, その他部局等, 教授 (80289800)
石黒 久美 足利短期大学, その他部局等, 准教授 (80299825)
宮武 陽子 足利短期大学, その他部局等, 助教 (60597897)
|
Keywords | 妊娠・育児期 / 臨床看護師 / 疲労 / 睡眠 / サポート / 子育て / 支援 / モデル構築 |
Research Abstract |
本研究の目的である、「妊娠・育児期における臨床看護師の疲労と睡眠をとおして、職場定着との関連要因を分析し、妊娠・育児期に求められるサポート体制や子育て支援モデルを構築すること」について、①文献検討の2013年度学術集会発表と論文投稿、②実態調査(研究I、II妊娠・育児期にある既婚臨床看護師及び対照群に対しての調査、研究IV睡眠問題の解決と職場定着にむけての支援策の検証)を行い、2014年度学術集会への演題登録をした。 ①テーマ「看護職の疲労と睡眠に対する労働支援に関する文献検討」で、示説発表(一般社団法人日本看護研究学会第39回学術集会、秋田市、平成25年8月22日)を行った。概要は、文献から看護職の疲労・睡眠への看護労働対策に関する研究動向を把握し、求められる支援の課題を検討する目的で、看護職の疲労・睡眠に対する文献に関し、1992年から2011年の20年間に発表された内容を検索分析した。テーマ「女性の妊娠と睡眠・疲労への支援に関する文献検討」で、示説発表(第44回日本看護学会 母性看護、岡山市、平成25年9月26日)を行った。概要は、文献から女性の妊娠と睡眠・疲労に着目して文献検討を行い、有効な妊娠期の支援に対する示唆及び今後の研究課題を見出す目的で、看護職の疲労・睡眠に対する文献に関し、1992年から2011年の20年間に発表された内容を検索分析した。 2つの文献検討について、看護学研究紀要、第2巻(足利工業大学看護実践教育研究センター)に論文投稿を行い受理された。 ②研究課題に向けて、所属する大学に倫理審査を申請した。研究IIIに関しては、倫理審査を終え、継続して調査を実施している。研究IVについては、2013年4月から9月にかけ調査を実施し、分析中である。調査結果については、一般社団法人日本看護研究学会第40回学術集会(2014年度)に発表するため、演題登録を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究に関する調査としては、研究I・IIの臨床看護師と対照群の実態調査を実施している。研究IIの妊娠・育児期にある既婚臨床看護師に対しての調査の対照群である事務職員の対象者が得難く、さらに依頼を進め、調査対象者の推薦や依頼者の追加をしているところである。研究IVについては調査として、グループインタビューを終了し、分析を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究IIIとして、研究I、IIの総合的な分析より疲労・睡眠問題の解決と職場定着に向けての支援作成を検討する。看護管理、健康管理の視点から、研究I、IIの分析結果を読み取り、疲労・睡眠問題の解決と職場定着に向けての支援策の素案を作成する。また、研究IVとして、疲労・睡眠問題の解決と職場定着にむけての支援策の検証として2013年度に、療養と一般の病棟で働く師長クラスの看護師のグループインタビューを実施した。研究IIIと合わせて、妊娠・育児期における看護管理の現状について考察する。研究全体について、報告書を作成する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
学会参加の旅費に経費がかかったが、購入を予定していた物品(プリンター等)の価格が安くおさえられたことにより結果として差額が発生した。 ①研究I、IIの継続にための通信費、②研究打ち合わせ及び学術集会への出席と発表のための旅費、宿泊費、③報告書作成費用他
|
Research Products
(4 results)