2014 Fiscal Year Annual Research Report
臨床看護師による胃切除術後患者への継続した栄養評価と食事指導の展開
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24593289
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
古屋 洋子 山梨大学, 総合研究部, 講師 (80310514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 美知子 山梨大学, 総合研究部, 医学研究員 (80227941)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 胃切除術後患者 / 食事摂取状態 / 回復状態 |
Outline of Annual Research Achievements |
周手術期における脂肪酸,特にn-3系脂肪酸,EPA摂取は,炎症性サイトカインや蛋白質分解誘導因子(PIF)の産生抑制,体重の安定化に関与することが報告されている。そこで,平成26年度は,得られたデータの一部から,胃切除術後患者(胃全摘術(TG),胃部分切除術(PG)、腹腔鏡下胃部分切除術(LPG))の手術前,退院時と退院後のn-3系多価不飽和脂肪酸(以下,n-3PUFA)と血中脂肪酸濃度の術後の変化とその関係について検討した。その結果,TG群のBMIは,手術前より退院時に有意に低下し,退院後も低値であった。TG群のn-3系脂肪酸,EPA摂取量は術前より退院時に有意に低下し,退院後は増加した。PG群,LPG群も同様の結果であった。TG群の術後の血清EPAは,術前より有意に低かったが,他の2群は有意な変化はなかった。TG群の退院時n-3系脂肪酸,EPA摂取と血中HDL-Cには有意な正相関があった。TG群のBMIは術後有意に低下し,退院後も上昇しなかった。TG群のn-3PUFA,EPA,DHA摂取量は退院後徐々に増加したが,血清EPAは退院時有意に低下し,退院後も低値であった。TG群のEPA摂取量と血清HDL-Cに有意相関があったことから,n-3PUFA,特にEPA摂取量の増加が課題であることが示唆された。以上の結果を国内学会・国際学会にて発表した。
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