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2013 Fiscal Year Research-status Report

心臓デバイス植込み患者の療養支援プログラムの開発とその有効性の検討

Research Project

Project/Area Number 24593294
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

齊藤 奈緒  神戸大学, 保健学研究科, 助教 (20403298)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多留 ちえみ  神戸大学, 保健学研究科, 研究員 (90514050)
宮脇 郁子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
Keywords循環器看護 / 植込み型心臓デバイス / 療養支援プログラム
Research Abstract

本研究は、心臓デバイス植込み患者が、デバイス植え込みによる制約を組み入れ、自分なりの療養生活を再構築できることを目標に、心臓デバイス植込み患者の療養支援プログラムを開発し、その有効性を検証することが目的である。
25年度は、心臓デバイス植込み患者の植込みをめぐる療養支援プログラムの検討を、共同研究者等と共に行った。当初、1)療養経験を把握するための面接プロトコール、2)植込み意思決定支援ツール、3)療養生活アセスメントツール、4)療養行動支援案、5)在宅支援アセスメントツールと5つの内容を統合したプログラム開発を計画していた。ディスカッションを重ねた結果、1)先行研究から作成した療養生活行動や心理社会面を把握するための面接プロトコール、および、4)療養行動支援案を作成した。2)5)については、遠隔モニタリングシステムの発展等もあり、3)療養生活アセスメントツールに統合することが望ましいと判断した。3)療養生活アセスメントツールに関しては、最新の研究動向の結果から、Implanted Device Adjustment Scale(Beery IDASℂ2006)に、我々の先行研究の結果から数項目を追加した、日本語翻訳修正版を作成することとなった。ツール原作者にその承諾を得られたため、早急に、日本語翻訳修正版の信頼性・妥当性を調査検証する準備を行っている。26年度中ごろには本ツールを完成させ、26年度後半より、フィールドでの介入実施を開始することができるよう、介入施設において交渉・調整を進めている。
以上より、25年度は、論文・学会発表等の成果を報告する段階になかった。なお、プレテストで調査実施した、気分状態(POMS:Profile of mood state)の1年間の推移を分析した結果について、現在投稿準備中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

24年度の本務業務によるエフォートの低下による遅れを取り戻せていない。本年度は予定通り実施できているが、全体として申請時の予定まで後れを取り戻せていない。

Strategy for Future Research Activity

26年度は、前述のとおり、中ごろには療養支援プログラム案が完成する予定である。そして、現在調整中であるフィールドでRCTを開始するための、倫理委員会申請等の手続きを進め、後期には調査開始をめざす。そのために、早期より研究支援者の雇用を積極的にする予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

25年度はフィールド調査を開始できる予定で組まれた予算案であったが、前述のとおりフィールド調査を開始できていないため、そのために人件費・謝金の使用がなかった。
26年度は、残額は、フィールド調査を開始するための打合せのための旅費、研究協力者の雇用、現在投稿準備中の成果論文投稿に関する費用として使用する。それに加え、当初予定通り、介入研究実施のために予算執行する予定である。

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Published: 2015-05-28  

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