2013 Fiscal Year Research-status Report
病院で療養する終末期がん患者の主体性を理解するためのアセスメントツールの開発
Project/Area Number |
24593298
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大浦 まり子 岡山大学, 保健学研究科, 助教 (40321260)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 信也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (10335599)
岡本 基 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (80144757)
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Keywords | 緩和ケア / 終末期 / 主体性 / アセスメント / がん看護 |
Research Abstract |
本研究の目的に向け、平成24年度の一般病棟に入院する終末期がん患者のデータ分析に引き続き、本年度は緩和ケア病棟に入院する終末期がん患者のデータ分析にとりかかっている。 当初、前者のデータのみで論文化を目指す予定であったが、分析段階で統合させることになり、そのままデータ分析を進めることとなった。 また、本研究の対象者に関わった看護師のインタビューデータもあるため、本研究の分析対象に加えるかどうか、検討中である。 分析手法となる現象学的研究方法や記述のしかたについては、分析と並行して継続した学習を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、一般病棟入院中の終末期がん患者の調査内容について論文化を目指す予定であったが、引き続き緩和ケア病棟入院中の終末期がん患者のデータも分析を進めて統合することになったこと、本研究の対象者のデータと並行して収集された本研究の対象者に関わった看護師のインタビューデータの活用が検討されたこと、現象学的研究方法の習得を進める中で幾度か分析の見直しの必要性が生じたため、進行が遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、引き続き現象学的研究方法のスキルアップを行いつつ、データ分析を進め、研究グル―プで検討を重ねながら、学会発表・論文投稿を目指す。当初の計画と変更して、本研究の対象者に関わった看護師のインタビューデータも分析対象として加わる可能性がある。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主には、研究遂行に当たり、遠方に在住する連携研究者との会合の交通費や謝礼金がまだ十分に運用されていないため、次年度使用額が生じた。 今年度は数回にわたり、遠方に在住する連携研究者と会合を持ち、往復の交通費や謝礼金として使用する。その他、研究推敲に必要な文具類の購入に使用する予定である。
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