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2013 Fiscal Year Research-status Report

心臓病をもつ成人の病いの語りによる症状マネジメントへの効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24593312
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

常盤 文枝  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00291740)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 美根子  人間総合科学大学, 保健医療学部, 教授 (60301850)
中澤 良子 (大場 良子)  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (80381432)
Keywords心臓病 / 病いの語り / 症状マネジメント
Research Abstract

心臓病をもつ成人は、動悸や倦怠感など、それぞれ個別の症状を抱えて日常生活を送っている。医学上は問題がなくても、症状は主観的な体験として認知されるため、症状マネジメントは個人のquality of life に大きな影響を与える。患者による病いの語りは、症状マネジメントに対して、経験を意味づけ、秩序立てて構造化することを助け、セルフマネジメントを促す効果が期待できる。本研究では、意図的な看護介入として、心臓病をもつ成人に対し病いの語りを促し、症状マネジメントへの効果を測定し、その有用性を明らかにすることを目的とする。
平成25年度は、前年度に検討した「語り」を促す技術的訓練について再検討した。患者の語りを促すインタービュアーのためのインタビューガイドの修正を行った。質問項目の構造、長さ、回数、環境設定、スクリプト作成と解釈等について研究者間で研究会を実施した。作成したインタビューガイドを利用して模擬面接を実施した。
高血圧をもつ一般成人(高齢者)を数名を対象に予備実験を行う上での、対象者への倫理的配慮を再検討した。具体的には、語りによる効果の測定をするため、当初予定では血液採取を計画していたが、より身体的侵襲が少ない方法として、自律神経測定システムの一つであるインナーバランススキャナーにより心拍感変動を測定することを試みた。これは片方の耳朶に脈波センサーをつけるのみでの測定が可能なため、語りをしているリアルタイムでの測定ができ、対象者への負担も少ないことが予備調査で確認できた。
今後は、本調査対象者を選定し、面接及び語りの機会の測定を実施する予定である。主観的な変化の測定として、コンフォート理論を検討し、質問紙やビジュアルアナログスケールによるコンフォートの測定についても検討していきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

予備調査において対象者の数の確保が予定通りに進捗していない。

Strategy for Future Research Activity

対象者の確保のため、地域住民に対して広報等を計画的に実施する。今後は、本調査対象者を選定し、面接及び語りの機会の測定を実施する予定である。主観的な変化の測定として、コンフォート理論を検討し、質問紙やビジュアルアナログスケールによるコンフォートの測定についても検討していきたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初計画より予備調査の対象者確保が遅れているため未使用分が生じたため。
予備調査および本調査の対象者確保において、謝金、調査実費等に使用予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2015-06-16  

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