2013 Fiscal Year Research-status Report
初発軽症脳梗塞患者への薬物療法を核とした再発予防教育プログラム構築に関する研究
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24593323
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Research Institution | Kagawa Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
小林 秋恵 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (10405532)
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Keywords | 初発脳梗塞 / 再発予防 / 健康認識 |
Research Abstract |
本研究は,初発軽症脳梗塞患者への薬物療法を核とした再発予防教育プログラムを構築するための一資料とするための,関連検証型,縦断的観察研究である.研究目的は,脳梗塞再発による重症化予備軍である初発軽症脳梗塞患者の健康認識,健康行動特性,服薬に関する認識と行動等について,発症後1年間の経時的変化,およびそれらの関連要因を明らかにすることである.データ収集の時期は,発症後の入院中,3か月後,6か月後,12か月後の計4回である. 平成25年度は,前年度に引き続きデータ収集を行った.対象者51名に対し,1年間の研究協力の同意をいただき,データー収集を継続している.発症後の入院中のデータ収集は51名,3か月後のデータ収集は47名,6か月のデータ収集は46名,12カ月のデータ収集は39名が終了している.平成25年度終了の時点で,脱落者は5名である.収集したデータは随時入力し,分析を進めている. 初発軽症脳梗塞患者の服薬行動の実態および関連要因について,一部研究結果をまとめ,2件,関連学会で発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画では,平成24~25年度を初回のデーター収集期間としており,対象選定機関として3か所の病院に協力をあおぎ,対象者100名を選定することを計画していた.本研究の対象者の条件に該当する患者が当初見込んでいた100名に満たず,研究終了時点を考慮すると,51名の対象者に12ヶ月間の研究協力を依頼することとした. 51名の対象者のうち現在5名の脱落者がいるが,46名については,順調にデータ収集を継続できると考えられる.
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度のデータ収集は,対象者への12カ月目のものとなる.データ入力を随時行い定期的な分析を行う.7月にはすべてのデータ収集が終了するので,初発軽症脳梗塞患者の健康認識,健康行動特性,服薬に関する認識と行動等について,発症から1年間の経時的変化,およびそれらの関連要因を明らかにする.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究対象者の選定が計画どおり進まず,見こんでいた対象者数が集まらなかったことにより,データ収集のための旅費,調査票の発送および謝金が予定より少なくなった. 平成26年度は,12カ月の追跡調査が終了する対象者が18名程度いる.その方への調査依頼および謝金を予定している.また,データ入力と分析が進むので,研究結果を学会等で発表するための旅費を計画している.
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Research Products
(2 results)