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2013 Fiscal Year Research-status Report

思春期の子どもを持つ親が家庭で自信を持って性教育できるためのプログラムの開発研究

Research Project

Project/Area Number 24593354
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

村井 文江  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40229943)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江守 陽子  筑波大学, 医学医療系, 教授 (70114337)
山海 千保子  筑波大学, 医学医療系, 助教 (90438101)
Keywords親への性教育支援 / 思春期 / 自己効力感
Research Abstract

平成25年度の主な実績であるプログラムの実施および評価について述べる。
小学校3年生の保護者に対する性教育プログラムは、平成24年度からプログラムを作成し実施をしてきている。結果、小学校16校、753名の児童の保護者が「親子性教室」プログラム実施および評価の対象となった。プログラムへの参加者は、「親子性教室」のうち親子いっしょのプログラム709名(94.2%)、親子いっしょのプログラムと保護者のみを対象としたプログラムの両方576名(76.5%)であった。質問紙への回答は、事前637名、直後298名、1か月後329名から得られた。3回すべてへの回答が得られた保護者は190名であった。プログラムの評価として、保護者が子どもに対して性教育をする自信については増加が認められた。子育て全体における自信は、プログラム後に増加し、統計的にも有意差が認められたが、増加の程度は少なかった。量的な評価とともに保護者からは記述による質的な評価を得た。保護者は、子どもの反応から性教育をしていく必要性、構えすぎずに実践していく大切さ記述していた。回答者バイアスはあるが、家庭で性教育をすることに前向きな考えが認められた。家庭で性教育をすることを促進するプログラムとして評価が得られていると考える。
学校からも実施に対して評価をもらい、プログラムの修正に反映させた。保護者全員がプログラムに参加できるようにすることが課題である。
中学校については、中学校2年生の生徒を対象として「こころとからだの講演会」実施し、親子性教室として保護者の参加を呼びかけた。6校中2校での保護者の参加が可能となった。154名の保護者が参加した。自由記載による評価では、親子で性教育を聞けることを大切な機会としてとらえている様子が伺えた。しかし、保護者自身が家庭で性教育をすることへの記述は見られなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

小学校におけるプログラムはほぼ順調に実施・評価できているが、中学校におけるプログラム評価が計画に沿ってに実施できていない。

Strategy for Future Research Activity

中学校におけるプログラムについては、実施可能性に重点をおいて計画を変更した。そのため実施校と非実施校という比較において、中学生の子どもを持つ保護者が、親子でいっしょに性教育を聞くことでの家庭における性教育の取り組みの違いに焦点をあてて調査を実施して1つの評価とすることとする。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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