2013 Fiscal Year Research-status Report
乳児期の子どもを育てる母親のMastery獲得のプロセスと介入方法の開発
Project/Area Number |
24593394
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
嶋岡 暢希 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (90305813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 鈴子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (30229554)
時長 美希 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00163965)
岩崎 順子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (90584326)
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Keywords | 母親 / 育児 / 乳児期 / Mastery |
Research Abstract |
本研究の目的は、乳児期の子どもを育てる母親のMastery獲得のプロセスを明らかにし、そのプロセスにそった介入方法を開発することである。 平成25年度は、Masteryに関する国内外の文献、資料を収集し、乳児期の子どもを育てる母親のMastery獲得のプロセスを検討した。その結果、1.乳児期の子どもを育てる母親は、育児に不慣れであることや子どもの成長発達に伴い新たな育児の対応が求められることからストレスが生じており、そのストレスは、母親の心理的傾向と子どもや夫、家族に対する感情に影響をうけていた。2.乳児期の子どもを育てる母親のMasteryは、自分なりの方法を確立する【確かさ】、自分自身の思考・行動を変化させて、生活を工夫し時間をコントロールする【変更】、現状に妥協し折り合いをつけていく【受け入れ】、育児をしている自己の能力や存在価値を高める【拡がり】から構成されていることが明らかとなった。これらの結果を論文として誌上発表した。 また、データ収集に関する方法論を検討した。今後、研究計画書を所属施設の倫理審査委員会に提出し、データ収集とまとめを行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究方法論の検討後、教育業務により研究倫理審査委員会への計画書提出が遅れている。教育業務を調整しながら、研究業務が定期的に行えるよう努める必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
研究倫理審査委員会への研究計画書を速やかに提出する。データ収集が短期間で効果的に行えるよう、研究対象者にアクセス可能な複数の施設に依頼する。データの掘り起こしが効率的に行えるよう、アルバイト、業者依頼等を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度はフィールドでのデータ収集が実施できていないため、研究費の使用額が少なくなっている。 データ収集に関する、フィールドへの交通費、研究対象者への謝礼、データ保存のためのUSBメモリ、テープ起こしのための人件費として、使用する。 また、介入方法の開発のため、動画の撮影、編集に関するビデオ器機、ブルーレイレコーダ、モニター等を備品費として購入し、計画をすすめる予定である。
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Research Products
(1 results)