2013 Fiscal Year Research-status Report
青年期における多面的な次世代育成力支援へのアプローチ
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24593404
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Research Institution | Kyoritsu Women's University |
Principal Investigator |
岸田 泰子 共立女子大学, 看護学部, 教授 (60294237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中澤 智惠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00272625)
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Keywords | リプロダクティブ・ヘルス / 次世代育成力 / 生殖性 |
Research Abstract |
平成25年度に実施した研究の概要は以下の3点である。それぞれについて報告する。 1.青年期男女に対する次世代育成力に関する基礎調査(質的調査):日本の大学生を対象として次世代育成力に関する個別インタビューとグループインタビューを行った。これらの結果からは学生らが受けた幼少期からの養育体験や親の存在が、自らのライフコースや次世代育成に対する意識に影響していることが示唆された。 2.青年期男女に対する次世代育成力に関する基礎調査(日本およびスウェーデンにおける量的調査)準備:質的調査と文献検討の結果を基にした調査票の作成を行った。次世代育成力に影響する要因を予測し、それらが次世代育成力に影響を与えているか否か、また青年期の次世代育成力に関する意識、知識の程度なども調査項目に取り入れた。この調査について、研究者が所属する機関およびスウェーデンで調査を実施する大学において研究倫理審査委員会で審査され、承認を受けた。その後、現在までに日本における調査を実施中であり、今後さらにデータを蓄積し、分析を行う予定である。またスウェーデンにおける調査フィールドは確保できた。 3.スウェーデンにおける次世代育成力支援の現状視察:昨年度は、スウェーデンでの青年期における健康教育施設として、ノルショーピン地区のユースクリニックを視察したが、今年度はヨーテボリ地区のユースクリニック、保健センター、母親のケアセンターを視察した。スウェーデンにおいては、思春期の早い時期からリプロダクティブ・ヘルスに関する地域における取り組みが活発で、多職種による総合的包括的なサポートが提供されている。思春期から成熟期までを視野に入れた連続的なケア提供は日本における周産期支援にも参考にでき得るものであった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
青年期男女に対する次世代育成力に関する基礎調査(量的調査)を実施することができたが、まだ完遂していないため、達成度はやや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
調査のフィールドを拡大し、データ集積を重ね、分析を行っていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究の進捗状況がやや遅れたため。具体的には量的調査にかかるフィールドへの移動旅費とデータ入力の人件費の使用が少なかった。 量的調査のためのフィールドを拡大し、依頼および調査実施のための旅費と集積したデータ入力の人件費に使用する。
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