2013 Fiscal Year Research-status Report
小規模認知症ケア施設における災害時の救援体制の構築-消防及び住民との地域連携
Project/Area Number |
24593460
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
工藤 綾子 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20258974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲冨 恵子 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10053141)
仁科 聖子 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 助教 (40449062)
横山 久美 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50434436)
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Keywords | 地域連携 / 消防署 / グループホーム |
Research Abstract |
平成25年度は小規模多機能施設(グループホーム)へのインタビューを実施した。 青森、長野、横浜、福島、旭川の小規模多機能施設(グループホーム)7か所において、災害時の対応についてのインタビューを実施した。調査対象である7か所の中で、災害時に地域と連携をとっていたのは区長の協力を得ながら周辺住民と濃密な関係を取っていた長野県の施設1か所であった。また、施設内の防災対策では、人員数の不足をカバーするために、私設の防災システムを導入し、あらゆるリスクにも対応できるよう配慮されていた。また、自家発電の装置を設置している施設も1か所であった。消防署との連携についてはどの施設も災害訓練時の協力や指導などで連携がとられていた。東北の施設においては雪による災害を想定し、対応策を考えている施設もあり、地域性を考慮したマニュアル作成が求められた。また、施設が市街地の中心と外では、周辺住民の災害時の協力が得られるかどうかに課題がみられた。 インタビューで得られた結果は遂語録として整理後、学会並びに学会誌への発表を予定している。 インタビューによって、本研究の目的である地域の消防組織と高齢者施設との連携体制の構築に向けた示唆を得ることができたことから、平成26年度は全国の消防署とグループホームに対し、郵送法による調査を行う予定である。現在、調査内容の検討並びに全国の消防署と小規模多機能施設のリスト作成を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
24年度はインタビューによる調査、25年度は量的調査の予定であったが、多忙にて、量的調査は26年度の5月に実施する予定で進めている。業務調整を行いながら26年度完成を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度は、量的調査の調査内容を検討し、調査用紙作成、発送を行う。グループホームのインタビュー結果については、遂語録作成したものを整理し、学会にて発表する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
量的調査の遅れに伴い、印刷費、発送費、データ入力費などが使用されていない。26年度で使用する予定である。 量的調査に関しては印刷費、発送費、データ入力費等に用いる。 インタビューの追加では旅費、施設への謝礼等に用いる。
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