2013 Fiscal Year Research-status Report
行政以外の分野に所属する保健師の活動とコア能力に関する研究
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24593464
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
俵 志江 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (70403681)
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Keywords | 保健師 / コアとなる能力 / 多分野 |
Research Abstract |
本研究の目的は、行政以外の多分野(医療、福祉、産業分野)に所属する保健師の業務内容、職場で求められる能力・役割を探索し、どの職場でも必要とされる保健師のコアとなる能力を明確にすることである。 平成25年度は、前年度のヒアリング調査結果を基に質問紙を作成し、本調査を行うことを計画していた。しかし、平成24年度に他の助成金を受けて本研究に関連して実施した「医療機関に所属する保健師の実態に関する研究」の調査結果を分析する過程で、本研究で実施する予定の質問紙調査に有用な結果が得られたため、平成23年度に本研究で実施したヒアリング調査結果の分析と合わせて質問紙を作成し平成26年度に質問紙調査を行うよう計画を変更し、準備している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度は前年度に実施した質的調査の結果から調査項目を選定し、質問紙作成および調査を行う予定であったが、関連して実施した調査の結果から質問紙内容および調査方法を再検討することが必要になったため、年度内の実施に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度に実施したヒアリング調査の結果分析及び同年度に実施した医療機関の看護責任者を対象にした調査結果を基に質問紙調査の準備を進めていく。対象数は各分野500件程度合計2000件とし、主として兵庫県を含む近畿圏から保健師が所属している医療機関や福祉機関についてホームページや関連機関から情報を収集し、調査対象の選定を行い、調査項目の選定・質問紙の作成、本調査へと推進させる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度に質問紙調査を実施予定としていたが、質問紙検討に時間を要し、平成26年度に質問紙調査をすることに計画を変更したため、次年度使用額が生じた。 ・質問紙調査を実施するため、その作成に当って意見収集する必要から旅費を計上している。また、調査に必要な印刷費、郵送費等を計上している。・前年度に文献検討やヒアリング調査から得た成果を国外学会で発表するため、英文校正費とその参加費、旅費を計上している。・データ分析と成果発表のために、学会発表にかかる費用及び、報告書印刷費用を計上している。
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