2015 Fiscal Year Annual Research Report
人工股関節・膝関節患者の経年的QOL評価の集積と再置換予防に関する研究
Project/Area Number |
24593481
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤田 君支 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80315209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬渡 正明 佐賀大学, 医学部, 教授 (80202357)
牧本 清子 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80262559)
眞壁 幸子 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40436184)
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 人工股関節 / 人工膝関節 / 身体活動 / QOL / EQ5D / WOMAC |
Outline of Annual Research Achievements |
目的1の人工膝関節術後のQOL調査については,術前調査の対象者165名について,術後3年までの調査を継続した。術後1年までの回収は116名できたが,対象者の多くが後期高齢者で,介護施設に入所している人や認知症のため回収できない人が30名いた。術後3年の調査は継続中で,平成27年12月までに70名の回収ができた。残り41名の回収後に分析を行う予定である。 目的2の人工股関節術後のQOL調査については術後7年の調査票を全て回収し,途中で手術を受けた130名,未回収273名,回収605名であった。調査結果については,術後のQOLについては,術後5年との比較において,身体機能や精神面を評価した尺度の結果では有意差はなかった。特に高齢者では加齢や他疾患の影響のためか,身体機能が低下している人もいた。詳細な個別の分析については,属性との関連を今後さらに進めていく。 目的3の人工股関節術後のQOL調査について,術後5年の調査票が未回収であった対象者にハガキで近況を確認する調査を行った。366名の近況確認調査の結果,72名はあて先不明で返送されてきた。自宅で生活している人が104名確認でき,そのうち8割は健康状態がよいと回答していた。その他は介護施設や他疾患で入院中,死亡した人も24名いることが明らかになった。
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Research Products
(4 results)