2014 Fiscal Year Research-status Report
在宅緩和ケアにおける認定看護師を活用した訪問看護コンサルテーションシステムの開発
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24593488
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
星野 純子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00320672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筑後 幸恵 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60310512)
岩満 裕子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (70457810)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 看護学 / 在宅緩和ケア / 訪問看護 / 認定看護師 / コンサルテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、在宅緩和ケアを実践する訪問看護師の実践能力向上に向けて、在宅で活躍する認定看護師を活用した訪問看護コンサルテーションシステムを開発することである。26年度は、コンサルテーションシステムの最終案を作成し運営上の課題を検討することを目的に進めた。 コンサルテーションシステムの検討のため、在宅を支える認定看護師会と協働した。前年度までの研究結果をふまえ、訪問看護師が求めている教育へのニーズに対応するため、訪問看護師対象に公開講座を開催した。調査の中でニーズが高かった「リンパ浮腫ケア」をテーマに実施した結果、30名の参加者があった。演習も含めた内容に参加者の9割が満足したと回答した。また、講座終了後に認定看護師に相談する機会を設けたところ、5名が活用した。システムの一つとして、教育の場に相談機能を組み入れることは有用であると評価した。今後はコンサルテーションシステム案の妥当性を訪問看護師への調査から検討し、稼働できる体制づくりを目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
26年度は、コンサルテーションシステムの最終案を作成し運営上の課題を検討することを目的に進めた。コンサルテーションシステムの最終案は作成したが、教育の場での相談を実施するにとどまり、システム全体の稼働には至らなかった。そのため、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度はコンサルテーションシステム案の運用上の課題を検討し、システムを構築する。調査結果より訪問看護師は緩和ケアの知識と技術を得られる機会を求めていることから教育プログラムも含めたシステムを最終案とした。 27年度は案の妥当性を検討するため、訪問看護師への質問紙調査を実施する。その結果から、システムの運営上の課題を検討し、相談システム構築する。
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Causes of Carryover |
26年度はコンサルテーションシステムの最終案を作成し運用上の課題を検討することを目的にすすめた。現在までの調査から訪問看護師は緩和ケアの知識と技術を得られる機会も求めていたことため、教育プログラムも含めたシステムを最終案とした。 案の妥当性を検討するための訪問看護師への質問紙調査は県訪問看護ステーション連絡協議会との日程調整がつかず年度内に実施できなかったため、未使用額が生じた。今後の日程は確定している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度は未使用額を活用し、26年度に実施できなかった訪問看護師への質問紙調査を実施するため、通信費、印刷費を計上する。さらにはコンサルテーションシステムの立案、実施、評価の中心的役割を担う在宅認定看護師会と協働する経費として、印刷費、パンフレット製作費、謝金に使用する。また、今までの成果を発表するための旅費、印刷製本代に使用する。
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Research Products
(1 results)