2013 Fiscal Year Research-status Report
精神看護専門看護師による臨床実践能力育成教育プログラムの開発
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24593498
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
岩瀬 信夫 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (40232673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糟谷 久美子 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (10553357)
中戸川 早苗 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (60514726)
岩瀬 貴子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (80405539)
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Keywords | 精神看護 / 専門看護師 / 教育プログラム / 遠隔 / スーパービジョン / 認知行動療法 |
Research Abstract |
1.精神看護専門看護師の教育訓練のためのフィールドの調整については感情調節困難なケースの外来通院の実績が少ないことや、若年層や境界性パーソナリティー障害のケースを多く抱えることの困難さという臨床側の事情から、弁証法的行動療法のテクニックは温存しながら、愛知県尾張地区のI病院にてノーマライジングの技法とヴァリデーションの技法を組み込んだ統合失調症圏の事例研究を院生を用いて実施した。これらの成果は精神看護における認知行動療法の介入研究の成果として、2014年2月にフィリピンで開催された第17回East Asian Forum of Nursing Scholarsにて示説発表を行い、2014年6月、横浜市にて行われる第24回日本精神保健看護学会学術集会において口頭発表として演題採択された。H26年度において、ここを起点に、他の修了生、院生を含んだテレビ会議システムを用いた教育システムの運用ができることになった。 2.質問紙調査の準備を行い、研究倫理委員会に申請する前段階である。 H26年度上半期に調査を実施し、フォーカスグループと比較検討を行う予定である。 3.精神看護専門看護師および専門看護師候補を含む集合教育として、ヘルピングスキルおよび認知行動療法の研修会を7月、9月、11月3回実施した。 4.フレッシュボイステレビ会議システムの運用を継続してシステムの運用の習熟と技術の蓄積を継続して実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
精神看護専門看護師の数の確保は研修会や修了生のネットワークの構築を行うことによりできてきた。しかし、認知行動療法を臨床で行うにあたり、病院側の受け入れ状況は芳しくなく、患者の回転や数の問題等によりフィールド確保に困難を極めた。 今年度は、一度断られた病院にて、統合失調症圏の認知行動療法が実施できたため、ここを核に、プログラムの再編を行うこととした。 また、今回の医療機関との折衝により精神看護専門看護師ですら構造化された認知行動療法の実施を行える環境は限られており、質問紙調査の内容の精選を図る必要性が明らかになった。 やや、研究の進行が遅れたが、平成26年度において、研究の実施、終結は可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.精神看護専門看護師の療法的かかわりの内容と教育コスト等に関する質問紙調査による実態調査の実施を上半期に実施し10月までにまとめる。 2.統合失調症圏を中心としたテレビ会議システムを用いた遠隔スーパービジョンを5月より実施する。11月にフォーカスグループを行い、2月までにまとめ、3月までにレポートとして統合する。 3.境界性パーソナリティ障害当事者を持つ家族との間で研究の発展的展開について調整を試みる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画を修正したため、人件費・謝金の使用が抑えられ、物品等の購入も、価格を抑制したため、節約の結果として差額が生じた。 平成26年度においては、物品費としてワイファイ等¥250000、調整や成果発表のための旅費130000、スーパービジョンの委託料としての謝金¥120000、調査費¥50000、継続してのテレビ会議システムの使用料255000が見込まれる。経費を節約し、予算内に収まるよう執行したい。
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Research Products
(2 results)