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2012 Fiscal Year Research-status Report

精神科看護におけるかかわり(involvement)研修プログラムの開発と評価

Research Project

Project/Area Number 24593500
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Shiga Prefecture

Principal Investigator

牧野 耕次  滋賀県立大学, 人間看護学部, 助教 (00342139)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 比嘉 勇人  富山大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (70267871)
甘佐 京子  滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (70331650)
山下 真裕子  滋賀県立大学, 人間看護学部, 助教 (40574611)
松本 行弘  滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (10363962)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsinvolvement
Research Abstract

看護におけるinvolvementの概念の訳語である「巻き込まれ」「かかわり」「関与」をキーワードに医学中央雑誌による検索を行い、Rodgersの概念分析法を用いて、得られた文献の各訳語に関する記述を帰納的に内容分析し、看護における「巻き込まれ」「かかわり」「関与」それぞれの概念の属性および先行要件、帰結を抽出した。
「巻き込まれ」の先行要件として、【看護師の管理的制約】【看護師の能力的限界】【患者の感情】【患者の症状】【患者の意志】【家族の苦悩】が、「巻き込まれ」の属性として、【患者に共感する】【看護師に陰性感情が起こる】【患者との距離感が保てなくなる】のが、「巻き込まれ」の帰結として、【状況の肯定的な変化】【看護師自身の振り返り】【患者の感情表出】【看護師の対応困難】【看護師の消耗感】がそれぞれ抽出された。次に、「関与」の先行要件として、【看護師の背景】【看護師の意志】【患者が看護師に求めるもの】【症状による影響】【患者の苦悩】が、「関与」の属性として、【患者の自立を促す】【患者の要求に対応する】【患者に必要性を説明する】【患者に共感する】【状況に向き合う】が、「関与」の帰結として、【看護師自身の振り返り】【看護師の自己肯定感】【患者-看護師関係の構築】【患者の思いの表出】【症状の影響の軽減】【患者に向き合えないこと】がそれぞれ抽出された。最後に、「かかわり」の先行要件として、【看護師の状況】【患者のニーズ】【患者の苦悩】【症状に関連した問題】が、「かかわり」の属性として、【患者を理解しようとする】【患者の自立を促す】【療養生活に寄り添う】【患者との関係を調整する】【患者をサポートする】が、「かかわり」の帰結として、【患者の感情の表出】【患者の主体性回復】【セルフケアの向上】【患者-看護師関係の構築】【患者の対人関係の拡大】【信頼関係構築の困難】がそれぞれ抽出された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

看護におけるinvolvementの訳語を概念分析することで、わが国でのinvolvementの使用状況を反映した形でプログラムを改善することができた。

Strategy for Future Research Activity

看護におけるinvolvementの訳語を概念分析することで、わが国でのinvolvementの使用状況を反映した形でプログラムを改善することができたので、今年度は、プログラムを実施、今年度から来年度にかけて本プログラムの実施評価を行っていく予定である。
平成24年度は662円という残金が生じたが、概ね順調に研究費の執行が行えている状況である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成24年度は662円という残金が生じたが、概ね順調に研究費の執行が行えている状況であるので、当初の計画通り、研究費を執行しながら、研究計画を進めていく予定である。

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Published: 2014-07-24  

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