2012 Fiscal Year Research-status Report
多分割コリメータ呼吸動体連動可変による超非侵襲放射線追跡照射法の実用化研究
Project/Area Number |
24601001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
成田 雄一郎 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30311385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畑山 佳臣 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20451487)
川口 英夫 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (20587654)
青木 昌彦 弘前大学, 医学部附属病院, 准教授 (70292141)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換 |
Research Abstract |
次世代高精度放射線治療として汎用型リニアック装置を用いたdMLCによる動体追尾照射を実現すべく、本年度は大きく2つの課題に取り組んだ。1)肺がん症例を対象として、OBI(On-board Imager)およびEPID(Electronic Portal Imaging Device)による腫瘍の3次元動体情報の取得と動体モデル構築に向けた解析。ただし、一部患者においては、腫瘍近傍に金マーカが留置されており真の動体情報との比較が可能なデータを取得した。 2)4次元動体ファントム(Washington University Phantom)に模擬腫瘍(直径3,4,5cm)を搭載し正弦波で反復運動した際、dMLCで追尾照射を実施した際の追尾遅延に伴う腫瘍内絶対線量および線量分布の影響を実験的に調査しその成果を日本放射線腫瘍学会学術大会およびVarian社Research Partnershipシンポジウムで発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H24年度実施予定の、動体ファントムの導入およびこれを使っての腫瘍動体下での模擬腫瘍をつかった線量評価を開始、幾何学動作化でのその影響を調査するに至った。 また、患者動体モデル構築に向けたデータ収集に至った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、dMLCによる動体追尾照射を体内留置金属マーカ無しに非侵襲的に臨床適用するための、革新的な動体予測モデルを構築し、ファントム実験によりその精度を評価するために次項に従い研究を推進する。IGRT装置による体内留置金属マーカ以外のサロゲート動体情報取得方法を確立し、追尾照射への応用を開発する。サロゲート動体情報に実患者で発生しうる腫瘍動体との相関性遅延などの補正を行う動体予測モデルを構築する。患者腫瘍動体モデルに従った4次元ファントム実験に基づき、より現実的な条件下での動体モデルの精度と腫瘍内線量分布との関係を明らかとし、放射線腫瘍学的に動体追尾照射の技術的あるいは物理的側面に求められる精度について明らかとしていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度以降は、より患者腫瘍動体に近い条件下でのファントム実験を実施するにあたり、人体胸部動体を模擬するために必要な環境整備、および呼吸動体を監視するサロゲート信号取得のための物品を購入していく予定である。 また、その成果を国内外の学会にて発表、もしくは論文化するにあたり研究費をあてる予定である。
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Research Products
(9 results)