2014 Fiscal Year Research-status Report
環境音を考慮したサイン音のデザインプロセスの構築と標準化への研究
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24603024
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
川上 央 日本大学, 芸術学部, 教授 (20307888)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 環境音 / サイン音 / スペクトル重心周波数 / Arduino / センサ |
Outline of Annual Research Achievements |
スペクトル重心周波数からピッチを抽出する線形式をもとに、環境音から自動的にサイン音の周波数、音量、倍音成分を決定するシステムの構築を行った。また、Arduinoに人感センサ、マイク、照度センサを取り付け、先のシステムをハードウェアとして開発した。これにより、随時変化する屋外環境において、不快感のない音楽的にも調和したサイン音を報知することが可能になった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
開発した音楽的に調和するサイン音の報知システムに対する評価実験が遅れている。この評価実験に関しては、ユニバーサルデザインを目的としているため、国外での評価実験も研究計画に入れている。しかしながら、フランスを中心に、ヨーロッパでのテロ事件の影響で、国外での評価実験が困難になってしまった。それにより、当初の研究計画より半年程度の遅れを生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は評価実験を中心に研究を進める。国内の公共空間をはじめ、国外での実験も行う。
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Causes of Carryover |
開発した音楽的に調和するサイン音の報知システムに対する評価実験が遅れている。この評価実験に関しては、ユニバーサルデザインを目的としているため、国外での評価実験も研究計画に入れている。しかしながら、フランスを中心に、ヨーロッパでのテロ事件の影響で、国外での評価実験が困難になってしまった。それにより、当初の研究計画より半年程度の遅れを生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
予定期間中に達成できなかった評価実験を行うが、これに関わり、実験用デバイス等の物品費、実験を行う際の被験者等への謝金、および、研究成果を発表するための費用等を使用する。
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Remarks |
補助事業期間延長承認:平成27年3月20日
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