2012 Fiscal Year Research-status Report
東アジア地域における遺伝学的検査・生殖医療に関わる意識の調査研究
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24610002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
沼部 博直 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00237801)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換 / 台湾 / モンゴル / ネパール / 韓国 / 医療倫理 / 生命倫理 / アンケート |
Research Abstract |
1)台湾成功大学(台南市) 医学部看護学科 黄美智教授と研究打合せを行い,同大学所属の学生に対してアンケート調査を行う計画を策定した.黄美智教授自身が医療倫理学の専門家であることから,研究計画書を台湾成功大学の倫理委員会に提出することとした. 2)モンゴル健康科学大学卒後研修センター ARIUNTUUL Garidkhuuセンター長の協力を得て,同大学所属の学生に対してアンケート調査を行う計画を策定した.モンゴルにおいても,本研究計画書をモンゴル健康科学大学倫理委員会に提出することとした.また,アンケート内容のモンゴル語への翻訳の手続きを進めることとした. 3)ブータンJigme Dorji Wangchuck National Referral Hospital (ティンプー市) 新生児科に滞在中の西澤和子医師を尋ね,同様のアンケート調査の実現性調査を行ったが,ブータン独自の医療系高等医療機関がまだ設立準備中などであることから,今回の調査を断念した. 4)ネパールTribhuvan University Teaching HospitalのRohit Pokharel准教授を訪問し,同大学でのアンケート調査の可能性を検討した.その結果,Rohit Pokharel准教授が英語のアンケートをネパール語に逐語訳する形で実施することとなり,大学の許可を得て,現在までに200名程度のアンケートを終了している.結果は現在解析中である. 5)上記の国以外に,韓国と中国でのアンケート実施を計画していたが,国際情勢の悪化に鑑み,本年度は国際共同研究の実施を留保した.中国との共同研究は依然困難な状態が続いているため,平成25年度も中国への渡航研究は難しいが,韓国には大田大学(大田広域市) 看護学科 Myung-Hee Jun 教授を訪ねて,アンケート調査の実施に向けての検討を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1)中国,韓国との国際情勢の悪化に伴い,平成24年度は両国の研究者を訪問し,両国研究者の所属大学学生に対するアンケート調査を行う計画を断念した. また,調査候補国として考えていたブータンにおいては,適切な調査対象となる医療関連学生が調査に必要な十分な数,存在しないことが判明したため,ブータンに代わってネパールでの調査研究を行う計画に変更した. 2)平成24年度に調査研究打合せを行いアンケート調査の了承を得た,台湾,モンゴルにおいては,研究計画の倫理委員会への提出作業を行う一方,翻訳作業も行っている途中であり,実際の調査に関しては,平成25年度となる予定である. 3)一方,ネパールにおいては,大学の許可が簡単に得られたため,既にアンケート調査は施行済みである.今後,解析を進め,解析結果については,国際学会等で発表予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
1)台湾においては,台湾成功大学(台南市) 医学部看護学科 黄美智教授の協力のもと,研究計画倫理審査の通過を待ち,同大所属の200名前後の学生に対してアンケート調査を行う予定である. 2)モンゴルにおいては,モンゴル健康科学大学卒後研修センター ARIUNTUUL Garidkhuuセンター長の協力のもと,研究計画倫理審査の通過を待ち,同大学所属の100名前後の学生に対してアンケート調査を行う予定である. 3)ネパールにおいては,既に回収しているアンケート結果に基づき,解析を行った上で,その解析結果のバックグラウンドとなっている文化背景や倫理観について,ネパールTribhuvan University Teaching HospitalのRohit Pokharel准教授と現地でディスカッションを行う予定である. 4)韓国においては,まず大田大学(大田広域市) 看護学科 Myung-Hee Jun 教授を訪ねて,アンケート調査の実施に向けての検討を行う予定である. 5)中国に関しては,共同研究者である梁德生教授の属する中南大学長沙病院医学遺伝学研究部門のある長沙市では,反日暴動も起きており,研究国際情勢の好転化が認められない限り,研究中止も視野に入れて,共同研究を保留する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1)国内旅費 国内で開催される学会において,研究関連情報の収集を行うとともに,必要に応じて研究内容の発表を行う. 2)国外旅費1 ヨーロッパ人類遺伝学会ならびにアメリカ人類遺伝学会に参加し,研究関連情報の収集を行う. 3)国外旅費2 台湾台南市,韓国大田市,モンゴルウランバートル市,ネパールカトマンズ市をそれぞれ訪問し,下記4)の研究協力者との研究打合せを行う. 4)人件費・謝金 台湾においては,台湾成功大学(台南市) 医学部看護学科 黄美智教授,韓国においては,まず大田大学(大田広域市) 看護学科 Myung-Hee Jun 教授,モンゴルにおいては,モンゴル健康科学大学卒後研修センター ARIUNTUUL Garidkhuuセンター長,ネパールにおいては,ネパールTribhuvan University Teaching HospitalのRohit Pokharel准教授に対して,研究協力謝金ならびにアンケート作成費等を支払う予定となっている. 5)その他 学会参加費ならびに,アンケート調査票の翻訳料などの研究費からの支払いを予定している.
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Research Products
(1 results)