2014 Fiscal Year Research-status Report
介護職における倫理教育の現状と倫理的問題の認識および対処との関連要因
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24610008
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
角田 ますみ 杏林大学, 保健学部, 准教授 (40381412)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 生命倫理 / 倫理教育 / 福祉 / 介護 / 高齢者 / 介護倫理 / 福祉倫理 / 介護福祉士 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度に引き続き介護福祉士養成課程における倫理教育の現状を調査、分析した。 これらにより、全国の福祉系大学の介護福祉士養成課程における倫理関連科目の設置状況が明らかになり、現状の問題が1)倫理科目に対する意識の差、2)授業時間の問題、3)学習への影響、4)介護専門科目における倫理教育の実践への応用の、4点にあることがわかった。 これらの結果はすでに第26回日本生命倫理学会で発表し、さらに再分析して論文化し、学会誌に投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究における本年度の到達段階は、1)介護福祉士教育課程の倫理科目の設置状況の把握と、2)臨床における介護福祉士が抱える倫理的問題の現状把握である。1)は研究実績の概要で前述したように差異分析し論文化するところまで到達している。しかし、介護福祉士の国家試験義務化の進捗により、養成課程のカリキュラム見直しが行われていること、介護福祉士養成課程を持つ福祉系学部の新設が増えていることなどから、データの再分析が必要となっているため時間をもう少し要する段階にある。また2)に関しても、質問紙のパイロット版を作成し、テストをしている段階である。完成しだい配布しデータ分析に入る予定である。それと同時に対象となる介護施設における介護倫理教育のニーズを明らかにし、具体的な教育内容を構築する予定である。今後、さらに効率よく調査できるように鋭意努力していく。
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Strategy for Future Research Activity |
第一段階の介護福祉士教育課程の倫理科目設置状況把握の研究を完成させる。 第二段階として、介護職の倫理教育機会や倫理的知識の必要性の認識、業務で生じる倫理的問題に対する認識と対処行動などから構成される自記式無記名質問紙を完成させ、対象者に配布、データを収集する。 第三段階として、第二段階の質問紙調査から臨床で求められる介護職の倫理教育の内容を検討し、具体的な教育内容を抽出、構成する。
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Causes of Carryover |
本研究における本年度の到達段階は、1)介護福祉士教育課程の倫理科目の設置状況の把握と、2)臨床における介護福祉士が抱える倫理的問題の現状把握である。1)は介護福祉士の国家試験義務化の進捗により、養成課程のカリキュラム見直しが行われていること、介護福祉士養成課程を持つ福祉系学部の新設が増えていることなどから、分析対象校が当初よりも増えたことが原因の一つと考えられる。また2)に関しても、質問紙のパイロット版を数回修正していることも原因の一つと考えられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究計画の進捗具合と調査対象を再度見直して研究の進捗をよりスピードアップし、予算を適正かつ適切に使用するよう計画していく。具体的には人件費により研究協力者にデータ収集のの協力をあおぐこと、調査の支援として外部の調査支援業者に依頼する、消耗品としてデータ分析に必要なソフトの購入、旅費として研究成果を学会発表する、謝金として必要な面接調査や参与観察を随時積極的に進めていく。
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