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2013 Fiscal Year Research-status Report

広域観光地ネットワークが「持続可能な地域形成」に及ぼすインパクトの多面的考察

Research Project

Project/Area Number 24611003
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

高澤 由美  山形大学, 理工学研究科, 研究員 (20509054)

Keywords広域連携 / 欧州地域環境力
Research Abstract

平成25年度は、欧州における広域観光ネットワークについての調査を実施している研究者との情報共有・意見交換、及び文献調査等による政策動向の把握を行った。具体的な内容は以下の通りである。
(欧州における広域観光ネットワークについての意見交換)
香港理工大学のMarkus Schuckert博士と欧州における広域観光ネットワークについて意見交換を実施した。近年のネットワークの特徴として、各ネットワークの目的がより細分化し多様化していること、気候変動が重要なファクターとなっていること、マーケティングの観点からのネットワークの役割が重要になりつつあること、などの情報を共有した。また研究対象ネットワークのひとつであるAlpine PearlsについてMarkus Schuckert博士は、マーケティングに特化した組織に転換した方が特徴を活かせるとみているが、政策形成体としての特徴が強くなっており、目的と現状の間に乖離が出てきているとの見解を示している。また組織そのものの特徴についての把握はできているが、組織に加入している地域レベルでのインパクトについては今後把握していくことが課題である。
(政策動向の把握)
EUにおける2014-2020年の地域政策の概略と地域政策における広域の地域間協力の状況把握を行った。EUでは欧州戦略2020における、1. smart growth, croissance intelligente, 2.sustainable growth, croissance soutenable, 3.inclucive growth,croissance inclusiveに基づき、2014年以降も地域間協力への予算を増額し、より広域の連携に力を注ぐ傾向にあることがわかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成25年度は妊娠出産があったため、欧州における現地調査など、予定通り進めることができなかった。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度で遅れた内容を取り戻すため、研究計画を一部変更する。
昨年度実施できなかった現地調査を今年度行う。
また、欧州においてネットワークをマネジメントする人材や地域レベルで活動する人材等を招聘し、意見交換を行うとともに、日本で広域連携を見据えて活動する人材との交流の場を設け、地域レベルのエンパワーメントを図りたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

妊娠出産にともない計画通りに調査研究が実施できなかったため。
昨年度実施できなかった現地調査を今年度実施する。
またネットワークをマネジメントする人材、及び地域レベルで活動する人材を招聘し、意見交換及び、日本において広域連携を展望する人材との交流の場を設ける。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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