2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24611004
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀 繁 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (90143403)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ホスピタリティデザイン / ホスピタリティディベロップメント / 観光地活性化 / まちづくり |
Outline of Annual Research Achievements |
集客につながる観光地の魅力が国宝や世界遺産、国立公園などの「資源」を主とするのであれば、資源はすぐに作れるものではないので、多くの疲弊している観光地はなかなか活性化できないということになる。しかしよく観察していると、多く集客している観光地では、道路などの公共空間でも、人を誘いもてなす表現、つまり、ホスピタリティ表現が多いことに気が付く。観光地の魅力がこの「ホスピタリティを表現することを目指したデザイン」をホスピタリティ・デザインと定義して、ホスピタリティ・デザインを観光地整備に使えるように整理しようとするものである。最終年度となる本年度は補完的な事例収集をおこない、3年間で収集した事例とそれまでの手持の事例を分析し、主に公共空間と沿道商業施設とに分けて、ホスピタリティ表現を型によって整理し、体系化した。それらのホスピタリティ表現を設計するという観点からホスピタリティデザインに再整理し、ホスピタリティデザインを使ってホスピタリティを表現していく整備をホスピタリティディベロップメントと定義して、その整備ポイントを整理した。
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