2012 Fiscal Year Research-status Report
那覇市における生活文化に着眼した都市型観光資源管理および計画に関する基礎研究
Project/Area Number |
24611008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
飯島 祥二 琉球大学, その他部局等, 教授 (80258201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
直井 岳人 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (10341075)
波多野 想 琉球大学, その他部局等, 准教授 (60609056)
十代田 朗 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (70226710)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 都市型観光 |
Research Abstract |
当該研究は、島嶼における都市型観光資源の多元的構造を明らかにすることを目的としている。 本年度は、二次資料の内容の分析調査を実施した。その結果、「訪問者が街並みにおいて着目する地元の生活文化の様相」、「地元の生活文化の様相に対する訪問者の心理的評価」に関し具体的諸相を抽出し分析を行った。そして、その内容分析を通し、「地元の生活を表しているもの」、「それに対する評価」について分類し、語彙と語彙の関係性を分析した。 また、那覇市中心市街地における地域特性の把握を行い、「フロントリージュン(観光に関する表向きの場所)」、「バックリージュン(観光に関し裏側の場所)」の重複する多元的構造を想定した。その結果、次年度からの沖縄への旅行者に対する定量的質問票調査の基礎的な意味と方法に有用な資料を収集することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該研究は、島嶼における都市型観光資源の多元的構造を明らかにすることを目的としている。 本年度は、二次資料の内容の分析調査を実施した。その結果、「訪問者が街並みにおいて着目する地元の生活文化の様相」、「地元の生活文化の様相に対する訪問者の心理的評価」に関し具体的諸相を抽出し分析を行った。そして、その内容分析を通し、「地元の生活を表しているもの」、「それに対する評価」について分類し、語彙と語彙の関係性を分析した。 また、那覇市中心市街地における地域特性の把握を行い、「フロントリージュン(観光に関する表向きの場所)」、「バックリージュン(観光に関し裏側の場所)」の重複する多元的構造を想定した。その結果、次年度からの沖縄への旅行者に対する定量的質問票調査の基礎的な意味と方法に有用な資料を収集することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度の調査結果を踏まえ、沖縄への旅行者に対し定量的質問票調査を行う。那覇市中心市街地における地域特性の把握を行い、「フロントリージュン(観光に関する表向きの場所)」、「バックリージュン(観光に関し裏側の場所)」の重複する多元的構造が想定され、その成果をもとに「地元の方々の生活の様相」、「その心理的評価」に関わる質問紙を作成する。その分析は、評定項目間の関係性を多変量解析により分析し、訪問客と地元の堅田田の生活に関わる経験が観光目的地の評価に及ぼす影響を検討する。 次に、レパートリーグリッド発展手法(深層心理面接)による評価構造調査を実施する。この手法は被験者の認知構造やそのメカニズムを考慮した評価構造の抽出のために行い、那覇市の各地区を対象に実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度の調査結果を踏まえ、沖縄への旅行者に対し定量的質問票調査を行う。定量的質問票を作成するため、研究代表者および研究分担者は研究打合せを実施する(出張旅費)。 そして、実際の那覇市における調査のため研究分担者は研究を進めるため那覇市において調査を実施する(出張旅費)。 次に、レパートリーグリッド発展手法(深層心理面接)による評価構造調査を実施する。この手法は被験者の認知構造やそのメカニズムを考慮した評価構造の抽出のために行い、那覇市の各地区を対象に実施する(出張旅費、人件費・謝金)。この手法は、建築空間の認知構造の抽出に利用されているが、都市環境とそこの生活文化との関係性を顕在化するためにも有用である。研究代表者と分担者は、実験と分析を進める。被験者は学生(沖縄県出身、県外出身)および社会人(沖縄県在住、観光旅行者)とする。この作業により那覇市各地区における各被験者群の生活文化の様相の把握の相違、および総合的な評価構造の抽出を進める。
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