2012 Fiscal Year Research-status Report
インターネットにみる地域特性表現の分析と観光資源の評価に関する基礎的研究
Project/Area Number |
24611016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Sapporo International University |
Principal Investigator |
梅村 匡史 札幌国際大学, 観光学部, 教授 (30203590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乳井 克憲 札幌国際大学, スポーツ人間学部, 教授 (40150833)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ソーシャルメディア |
Research Abstract |
設定したタスクフォースのうち、「観光に関連する語彙の意味構造の分析と適切なキーワードの選定」については、平成14年度から平成23年度までの観光白書と平成24年4月から9月までの旅の手帖の前文について、テキストマイニングの手法により、形態素分析、N-グラム解析を行い、観光に関する適切なキーワードの選定と解析用の辞書の整備を行った。このことについては、平成24年度の観光研究学会秋季全国大会において、成果として発表を行った。 「インターネット上の、地域情報の収集と分類・分析手法のモデル化と関係者に対する聞き取りおよび現地調査によるモデルの精度の検証」のタスクフォースについては、地域情報を収集する手順の検討を行い、旭川地区をターゲットとしてテスト的に情報の収集を行い分析し、その手順のモデル化を行い、現地調査にてモデル化の検証を行い手順の精度の向上に努めた。また、乙部町における現地調査も実施した。このタスクについては、現在も継続中である。 「来訪者のニーズと観光対象に関する評価の分析」のタスクについては、名詞、特に固有名詞と形容詞・動詞との共起関係に注目することにより、評価に関する記述の分析を行うことができることを、観光白書と旅の手帖を素材として明らかにした。このことについては、平成25年度の「観光情報学会」(6月開催)にて、成果を発表する予定である。 「来訪者のニーズの把握と分析」のタスクについては、旭川地区において、プロトタイプの構築の際にテスト的に実施したのみであり、成果として表出には至っていない。また、「特徴的な観光対象に関する追加調査と対応策の検討とアクティビティの提案」と「本研究からの知見と今後の課題」については、次年度以降のタスクとして設定しており、今年度は実施するに至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績に記載の通り、各タスクフォースについて年度計画通りの進捗状況である。 研究全体について40%程度の進捗状況であると考えられるが、これについても当初計画通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度の研究成果をもとに、世界遺産である知床地区、特に顕著な観光資源を有していない道南の乙部地区と及び今回の東日本大震災で観光資源の壊滅的被害を受けた岩手県の沿岸部をフィールドとし、モデルの精度を高めるとともに各地区の差異を明らかにし、各観光地に内在している課題を来訪者の評価を通して明らかにしていく。(和漢書・洋書・報告書・関連雑誌購入代・現地調査、研究打合せ旅費、会議費・レンタルサーバ・通信費・コンピュータ関連消耗品費等として計上) 各地域で特徴的な観光対象に関する追加調査を実施し、来訪者の発信している情報の評価から地域の有する競争優位を明らかにし、観光振興・地域振興に寄与しうる施策の提案と具体的な観光プログラムの提案を行う。(専門知識の提供・調査謝金・通信費・コンピュータ関連消耗品費等として計上) ここまでの成果を学会等にて公表し、研究に対する社会的評価を把握する。(成果発表(国内旅費)、投稿料、印刷費等として計上)
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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