2013 Fiscal Year Research-status Report
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24611018
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| Research Institution | Bunkyo University |
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Principal Investigator |
山口 一美 文教大学, 国際学部, 教授 (60383220)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小口 孝司 立教大学, 現代心理学部, 教授 (70221851)
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| Keywords | リゾート / 癒し / 対人サービス |
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| Research Abstract |
本研究は、人に癒しをもたらす機能をもつとされているリゾートにおいて、どのような対人サービスが癒しをもたらすのかを、実際のリゾートでのヒアリングを踏まえた上で、心理学的に明らかにすることを目的としている。さらに、対人サービスが単に癒しのみならず、観光者満足、再訪意向などにどのように関わるのかを、実証データから共分散構造分析を用いて、モデル化することを目的としている。
上記の目的を達成するために、平成25年度は、次の研究を行った。１．インタビュー調査(2)として、米国の主要リゾートにてインタビュー調査を行った。インタビュー調査は米国三大リゾートディスティネーションの中から、海浜型としてハワイ州(３施設)、高原別荘型+スキー場型のコロラド州(1施設)で実施した。また現地調査として、レジャーとリゾートの融合をはかっているフロリダ州(２施設)、沖縄県(1施設)で実施した。これらの調査先の選定の際に「Travel and Leisure]や「Hawaii Best of the Best」のベストホテルを参考に集客力の高い企業を選定し、交渉を行った。インタビューは、平成24年度(国内調査)の調査と同様にリゾートのいかなる対人サービスが癒しをもたらし、観光者満足や再訪意向と関わっているかについて意見を収集することを目的として実施した。
インタビュー調査の実施日、実施場所、インタビュー対象者数は、平成25年７月31日、８月１日ハワイ州２施設において計４名、平成26年２月17日、18日、19日ハワイ州１施設において計４名、平成26年３月20日、21日コロラド州１施設において計２名であった。各インタビュー内容は対象施設の同意を得た上でICレコーダーに録音し、その内容をテープ起こしし、テキストデータに変換し分析を行った。フロリダ州(２施設)、沖縄県(１施設)では現地調査を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度予定していたインタビュー調査(４施設)、現地調査(３施設)で実施することができたことから、研究調査はおおむね順調に進展しているといえる。対人サービスは経営理念に沿って行われるべきであると言われており、そのため経営者の理念や考え方、マネジメントのあり方が重要となる。したがって、そのような立場の対象者ならびに実際に対人サービスを担当しているマネージャーにインタビューを行うことができたことは、研究目的の達成にとって有益であった。これらの研究調査結果は、平成26年度学会にて発表する予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
１．平成25年度研究調査から得られた知見を活かし、平成24年度に生成された仮説モデルをさらに詳細に検討し、インターネット調査を実施することで、時系列的な因果関係を明確にする。インターネット調査は日本人観光者を対象に国内観光、海外観光の２種類を行う。それぞれ400名、計800名を予定している。調査は信頼できるインターネット調査会社に委託する予定である。
２．モデルの全体的検証として、インターネット調査から得られたデータ解析を行う。その結果から、モデルのパスを検証し精緻化することでモデルを構築する。
３．得られたモデルと関連した他の研究との関連について考察を深める。本研究で得られた結果は、随時学会発表を行い、これらをまとめた総説論文をまとめる。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初予定していたインタビュー調査が調査予定地の都合によりできなかったため、次年度使用額とした。
インタビュー調査(２施設訪問予定）のための旅費、学会発表旅費、その他（ネット調査費、最終報告書など）として使用する。
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Research Products
(10 results)
