2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24611018
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
山口 一美 文教大学, 国際学部, 教授 (60383220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小口 孝司 立教大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70221851)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | リゾート / 癒し / 対人サービス / 顧客満足 / ロイヤルティ行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、リゾートにおいてどのような対人サービスが癒しをもたらすのかを実際のリゾートでのヒアリングを踏まえた上で、心理学的に明らかにすること、対人サービスが単に癒しのみならず観光者満足、再訪意向などにどのように関わるのかを、実証データから共分散構造分析を用いて、モデル化することを目的としていた。 上記の目的を達成するために、最終年度である平成26年度は、1.インタビュー調査、2.インターネット調査を実施した。1.インタビュー調査(平成25年度の追加)は、国内調査(静岡県2施設)、海外調査(タイ1施設)を実施し、その際に観光者満足が高く集客力の高い企業を選定し、交渉を行った。インタビューは平成24年度、平成25年度の調査と同様にリゾートのいかなる対人サービスが癒しをもたらし、観光者満足や再来訪意向と関わっているかについて意見を収集することを目的として実施した。インタビュー調査の実施日、実施場所、インタビュー対象者は、平成26年7月27日、28日静岡県熱海市2施設において計2名、7月31日から8月4日タイ1施設において計3名であった。各インタビュー内容は対象施設の同意を得た上でICレコーダーに録音し、その内容をテープ起こしし、テキストデータに変換し、分析を行った。 2.インターネット調査では、インタビュー調査から得られた知見から仮説モデルを確定し、信用性の高いネット会社にインターネット調査を依頼した。調査は2種類行い、顧客対象の調査では624名、従業員対象の調査では413名の有効回答数を得、そのデータ解析を行った。その結果から、モデルのパスを検証し精緻化することでモデルの構築を図った。得られた知見はリゾートの地域企業に還元でき、リゾート発展のために役立てることができると思われる。本研究で得られた結果は、随時学会発表を行い、総説論文ならびに書籍としてまとめる。
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Research Products
(14 results)