2012 Fiscal Year Research-status Report
慢性心不全における栄養状態と臨床アウトカムに関する臨床栄養疫学研究
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24614001
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Kitasato University |
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Principal Investigator |
眞茅 みゆき 北里大学, 看護学部, 准教授 (60415552)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
絹川 真太郎 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60399871)
筒井 裕之 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70264017)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 慢性心不全 / 栄養疫学 |
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| Research Abstract |
初年度である本年度は、多施設登録研究を実施するため、研究代表者、分担研究者に加え、慢性心不全患者の診療を実施している医療機関に研究協力を依頼し、研究協力が得られた5医療機関の循環器専門医、栄養疫学の研究者で構成される研究組織を構築した。研究組織において調査内容の詳細を精査し、慢性心不全患者の栄養評価方法として、食事歴法質問票（BDHQ)、身体計測指標(体重、BMI、上腕周径、大腿周径、上腕三頭筋皮下脂肪厚）、血液・生化学的指標（総リンパ球数、アルブミン、アミノ酸分析、脂肪酸分析、葉酸）、複合アセスメント指標（Mini Nutritional Assessment)を組み合わせて評価する方法を採用した。さらに、栄養状態に関連する要因を評価するために、基礎心疾患、重症度、薬物治療内容などの医学的因子、抑うつ（PHQ-9)、生活環境などの心理社会的要因を調査することとし、調査票を作成した。さらに登録1年、2年、3年後に評価する臨床アウトカムとして、ADL（Kats index, Lawton index)、QOL（Minnesota Living Heart Failrue Questionnaire)、心肺運動負荷試験で評価する運動耐容能、死亡および再入院を調査するための質問票も作成した。全ての協力施設で、詳細かつ正確な情報収集を可能とするために、各施設での栄養調査は管理栄養士に依頼し、身体計測、運動耐容能の評価については、詳細にマニュアル化し、測定方法の厳密な統一化を図った。
各研究協力施設において、倫理委員会の審査を通過後、患者登録を開始しており、本年度末の時点で、4医療機関での患者登録を開始している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、多施設登録観察研究が可能となるような研究組織を構築することができた。具体的には、慢性心不全の栄養疫学を遂行するために、循環器専門医、臨床疫学の研究者に加え、栄養疫学の研究者からも協力を得ることができ、その結果、多角的な栄養評価方法の立案が実現した。また、慢性心不全患者を多数診察している5つの医療機関から協力を得、各医療機関内の研究実施体制を構築することができ、当初の予定通り、本年度よりベースラインの情報収集のための患者登録を開始することができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成24年度に構築した研究組織を中心に、引き続き患者登録とベースライン調査を実施する。また、より多くの患者登録を実現するために、研究協力施設を募り、研究協力施設を数施設増やしていく予定である。ベースライン調査においては、継続的な患者登録と情報収集が実施できるよう、研究代表者と各協力施設の担当者が連携していく。さらに登録後1年を経過する対象者に対する、1年後の臨床アウトカム評価も実施していく。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、ベースライン調査に必要な、食事歴法質問票や医学データ、心理社会的因子の関するデータの入力費用、生体試料の分析費用、研究協力者への謝金が必要となる。また、研究協力施設との連絡会議の実施費用として、旅費を計上する。さらに、情報収集ならびに成果発表としての旅費も必要となる。
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Research Products
(2 results)
