2013 Fiscal Year Research-status Report
障害者の福祉(WELL-BEING)における芸術的表現の意義の実証的研究
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24617011
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
川井田 祥子 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 特任講師 (40567632)
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Keywords | well-being / 芸術表現 / 障害者 |
Research Abstract |
国内で、障害者の芸術的表現に先駆的に取り組んでいる施設7か所を訪問し、支援体制や行政との関係構築についてインタビュー調査を行った。 また、5月から毎月1回、「インクルーシブ・カフェ」を大阪で開催し、障害者の芸術表現に関心のある研究者、施設職員、美術関係者、行政職員、障害者の保護者等のネットワーク構築に寄与した。 さらに2014年1月には大阪で「アート市場への挑戦:障がい者の芸術表現の可能性」と題するシンポジウムを開催した。メインゲストに厚生労働事務次官の村木厚子氏を招き、パネリストとしてギャラリスト、クリエイター、福祉施設代表、美術評論家などとディスカッションを行った。ここで明らかになったのは、福祉政策における芸術表現支援の可能性と、多様な専門家のネットワーク構築が喫緊の課題であることである。 シンポジウムの参加者は全国から約400人が集い、当該テーマに対する関心の高さがうかがえた。今後、参加者の中からも調査対象者を抽出し、公民連携による社会的包摂の連関モデルに関する仮説の精緻化を図っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していたアンケート調査に替えて、インクルーシブ・カフェを開催することにし、継続開催することによって信頼関係が構築でき、より深い質問ができるようになったからである。
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Strategy for Future Research Activity |
1月に開催したシンポジウムを文書化し、ドキュメントとして発行する予定である。他には、障害者本人のニーズ動向を探るべく、訪問調査等を積極的に行い、社会的包摂のシステム構築可能性を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
アンケート調査をインクルーシブカフェ開催に変更したため、アンケート用紙の発送費等の支出がなくなったため。 ドキュメント発行のための印刷費に回す予定である。
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Research Products
(5 results)