2014 Fiscal Year Annual Research Report
宇宙放射線による筋運動の変調に関わる神経メカニズムの解析
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24620013
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
鈴木 芳代 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門量子ビーム応用研究センター, 研究員 (10507437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂下 哲哉 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門量子ビーム応用研究センター, 研究主幹 (30311377)
簗瀬 澄乃 大東文化大学, スポーツ・健康科学部, 准教授 (90249061)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 放射線生体影響情報学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,宇宙放射線による筋運動変調の神経メカニズムを明らかにすることを目的とし,ヒトにおける心筋に対応する線虫の咽頭筋を対象として,1. 放射線影響解析実験と2. シミュレーションによる細胞機能予測とを組み合わせた実験解析系の構築を目指してきた. 平成26年度は,前年度までの放射線影響解析実験とシミュレーションの結果をもとに,「放射線による咽頭筋運動変調」への関与が疑われる細胞に着目した検証実験を進めた.具体的には,咽頭のみ,あるいは腹部,尾部といった咽頭以外のごくわずかなエリアを狙った重イオンマイクロビーム局部照射実験を軌道に乗せ,咽頭筋運動の変調は,咽頭への放射線照射によってのみ引き起こされることを突き止めた.さらに,咽頭の特定の細胞を狙った精密なマイクロビーム細胞照射実験系の開発にも着手した. これらの成果を国内外の学術講演会等にて発表した.
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[Presentation] Detection and meas-urement of abnormal posture under stress-ful conditions in nematode C. elegans2014
Author(s)
K. Ide, T. Ishikawa, S. Arai, T. Morioka, H. Kaneda, M. Suzuki, T. Sakashita, N. Ishii, S. Yanase
Organizer
C. elegans Topic Meeting: Aging, Metabolism, Stress, Pathogenesis, and Small RNAs 2014
Place of Presentation
University of Wisconsin, Madison, U.S.A.
Year and Date
2014-07-12