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2013 Fiscal Year Annual Research Report

スケーラブルな広域ルーティング方式

Research Project

Project/Area Number 24650025
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

首藤 一幸  東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (90308271)

Keywordsインターネット / ルーティング / オーバレイネットワーク
Research Abstract

将来のインターネットにはスケーラブルなルーティング方式が欠かせない。現在用いられているどの方式、研究されているどの方式でも、組織(Autonomous System: AS) ごとのルータは、AS数NとしてO(N)の情報を維持管理する必要がある。それに対して、O(log2 N)で済むルーティング方式を設計した。
方式は、構造化オーバレイのルーティング方式をベースにしている。構造化オーバレイは、各ノードが他の任意のノードと直接通信できることを前提としている。しかしインターネットはトポロジが任意であって、各ノード(ルータ)が直接通信できる相手が極めて限られる。そのため、構造化オーバレイでは、他のどのノードに転送しても目的ノードへの到達性は保たれるが、一方、インターネットでは、目的ノードに到達させるために転送すべき先の次ホップが厳密に決まってくる。次ホップを厳密に決めるために、各ノード(ルータ)は、他の全ノード(ルータ)に対して、その方向、つまり適切な次ホップを把握しておく必要がある。これが、AS数NとしてO(N)の情報を維持管理する必要がある理由である。O(N)だけの情報は一見、必要不可避に見えるが、我々はここに構造化オーバレイのルーティング方式を適用し、低減を試みた。
結果、インターネットといった、直接通信できる相手が極めて限られるトポロジの上で構造化オーバレイを動作させる方法を見出した。各ノード(ルータ)が維持管理する必要のある情報がO(N)からO(log2 N)に下がった一方で、経路長は延びた。概算でO(N log N)である。しかしある種のショートカットによって、これも短縮が可能であり、O(log N)を目指している。
また、設計した方式の効率を調べることを目的として、シミュレータを開発した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] スケーラブルな広域ルーティング方式に向けた到達性保証手法2013

    • Author(s)
      島村祥平, 首藤一幸
    • Organizer
      第6回 広域センサネットワークとオーバレイネットワークに関するワークショップ
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      20130518-20130519

URL: 

Published: 2015-05-28  

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