2013 Fiscal Year Research-status Report
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24650052
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
小池 英樹 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (70234664)
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Keywords | 立体ディスプレイ / パーティクル |
Research Abstract |
平成25年度は,パーティクル型ディスプレイにおけるパーティクル追跡に関するより詳細な考察を行った. 具体的には,平成24年度に作成した,モーション・トラッカーを利用したパーティクル追跡システムを使用し,複数個のピンポン球追跡アルゴリズムの考察を行った.物体の投げ上げモデルのみを使用した場合,物体の位置と投影位置に大きなずれが生じた.これに対し,カルマンフィルタを用いた予測モデルを適用することで,このずれを大きく低減することができた.一方で,カメラのフレームレートが120fpsなのに対し,プロジェクタのフレームレートが60fpsだったため,1フレーム毎に正確な投影とずれた投影が交互に生じることがわかった.この問題に対しては,120fpsのプロジェクタを使用することで対応可能であると考えられる.さらに,パーティクルフィルタを用いた予測モデルの適用も行った.ただし現状では計算に時間がかかり,パーティクル数がさらに増加した場合,予測が投影に間に合わない.さらなる改良を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画どおりカルマンフィルタを用いた予測システムを実現した. また国内では査読付きのワークショップ WISS2013において,フルペーパーとして採択され,登壇発表を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
パーティクル数を増加させ,またパーティクルサイズの変更を行う.それに伴い,アルゴリズムの改良を行う.またパーティクル同士によるオクルージョンや衝突した場合の対策を考える.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度購入予定だった高速度カメラの代わりに,昨年度購入済みのモーションキャプチャカメラを使用したことによる. 高フレームレートのプロジェクタ,および高速計算用PCの購入を予定している.
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Research Products
(1 results)