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2013 Fiscal Year Annual Research Report

生体内におけるインスリン波形の意義の解明

Research Project

Project/Area Number 24650153
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

久保田 浩行  東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (40376603)

Keywordsインスリン / 時間パターン / システムバイオロジ-
Research Abstract

生体内の血中インスリンパターンは複数のパターンからなることが知られており、このパターンは生体のホメオスタシスに重要であることが知られている。我々は培養細胞を用いてインスリンの時間パターンへの情報の多重化の可能性を示唆したが、生体内におけるインスリンの時間パターンの意義は未だ不明のままである。そこで、本申請では「萌芽研究」として、培養細胞や個体(ラット)を用いた、任意のインスリンの時間パターンを与える系の確立を目的としている。
今年度は、生体(ラット)を用いて任意のインスリンパターンを投与する系の確立を目指した。通常用いられている生体を用いたインスリンの刺激方法は頸静脈からの注入である。しかし、この方法では我々の注目している臓器である肝臓に到達するまでにインスリンの波形が「鈍って」しまうため実際の入力パターンは不明のままである。そこで、ラットの門脈に直接チューブを挿入し、シリンジポンプを用いて任意のインスリン波形を与える系の確立を行った。その結果、①頸静脈からソマトスタチンを注入することで、内在性のインスリン分泌を抑制し、②同じく頸静脈からグルコースを注入することで血糖値を一定にし、内在性のインスリンとグルコースの影響を排除した状態で、③腸管静脈(門脈に直接つながる静脈)からインスリン刺激する、系の確立に成功した。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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