2013 Fiscal Year Annual Research Report
脳機能イメージングと皮質脳波による「無料」のヒト脳内表現の解明
Project/Area Number |
24650226
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
美馬 達哉 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20324618)
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Keywords | ニューロエコノミクス |
Research Abstract |
本研究は、「無料」であることが人間の選考に与える影響を、神経機能イメージングの手法を用いて解明し、その成果を活用して皮質脳波計測によって時間経過を観察することを目指すものである。 たとえば、高価格の高級チョコと低価格の駄菓子チョコに価格をつけて提示し、被験者に強制選択させる実験では、前者を妥当で安い目の価格、後者を0円とすると多くが後者を選択するが、後者に1円でも値段がつくと、高額でも満足度の高い前者を選択する人数が増大する。このShampanier (2007)の実験課題を改良し、低価格でも選好されなかった物品が無料であれば選好される選好逆転現象を行動学的に確認し、機能的MRIによる実験を行った。その結果、前頭葉内側面の活性化を見出しつつある。
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