2013 Fiscal Year Annual Research Report
in vivoイメージングを用いた膵内分泌細胞の細胞運命決定機構の解明
Project/Area Number |
24650228
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高橋 智 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50271896)
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Keywords | 発生・分化 / 糖尿病 / 細胞・組織 / 応用動物 / 再生医学 |
Research Abstract |
1. 新規糖尿病モデルマウスにおける新たな発症機序の解明 : 我々作製したMafa-/-::Mafk+マウスにおいて、MafKの役割を明らかにすることによって、β細胞からα細胞への分化転換の分子メカニズムを明らかにすることができる。そのために、胎仔、新生仔の膵臓に対して、各種ホルモンに対する抗体を用いた免疫組織学的解析により、分化転換時期の確定を行なった。その結果、胎児期からα細胞への分化転換が起こっていることが明らかとなった。分化転換時期におけるFLAG抗体によるChIPシーケンスと遺伝子発現パターン解析は現在準備中であり、今後解析を行いたい。 2.リアルタイム・イメージングを可能にする評価系モデルの開発 : MIP-Luc-BAC TgマウスとMafA-KusabiraOrange BAC Tgマウス、およびβ細胞をモニターするPdx1-eGFPマウス、膵臓内分泌細胞をモニターするNgn3-GFPマウス、インシュリンの産生をモニターするInsulin-DsRed1マウス、α細胞とβ細胞をモニターするMafB-GFPknockinマウスを用いて膵内分泌細胞の可塑性を、経時的に可視化する実験系を開発した。MIP-Luc-BAC TgマウスとMafA-KusabiraOrange BAC Tgマウスは作製し、一部は論文として発表した。これらのマウスを組み合わせることにより、膵臓内分泌細胞の蛍光によるモニターが可能となった。
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[Journal Article] Novel ROSA26 Cre-reporter knock-in C57BL/6N mice exhibiting green emission before and red emission after Cre-mediated recombination.2013
Author(s)
Hasegawa Y, Daitoku Y, Sekiguchi K, Tanimoto Y, Mizuno-Iijima S, Mizuno S, Kajiwara N, Ema M, Miwa Y, Mekada K, Yoshiki A, Takahashi S, Sugiyama F, Yagami K.
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Journal Title
Experimental Animals
Volume: 62
Pages: 295-304
Peer Reviewed
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