2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24650303
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
内田 俊毅 福岡大学, 医学部, 講師 (00330910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立花 克郎 福岡大学, 医学部, 教授 (40271605)
小川 皓一 福岡大学, 医学部, 准教授 (60078780)
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Keywords | 電磁波 / アポトーシス / 細胞分裂 / ミトコンドリア |
Research Abstract |
電磁波計測については、昨年度に引き続いて行い、特徴的波形を検出できた。また、電磁波による細胞の形態変化や細胞内変化を、経時的に捉えるために、電磁波照射専用の観察用顕微鏡チャンバーと顕微鏡セットを作成し、また経時的に撮影できるシステムを構築した。現在、同システムで解析を始めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
解析した電磁波の周波数が想定していたものより100-1000倍、高周波であったため、電子的に任意の波形の電磁波を発生させる造波装置が非常に高額なものになってしまったため購入できず、解析した成分波形を効率的に照射できなくなってしまったため、当初の予定より実験がやや遅れている。 そのため今後は、個別に、電子的ではなく回路的な方法を使った電磁波発生装置を作製し、その都度、波形を解析して、発生する波形の違いとその効果の相違点を確認し、細胞にアポトーシスを引き起こしている目的の波形を導き出す予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
解析システムはほぼ完成したため、各電磁波成分の効果と細胞内変化、アポトーシスのpathwayを解析し、そのメカニズム解明にさらに挑む予定であり、今後、この研究で導き出される結果については、大いに、生命科学の研究分野に一石を投じることができると確信している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度、電磁波照射チャンバーと、経時的撮影付き顕微鏡システムの構築を行ったが、特注部品もあり、部品など価格が未確定のものを含んでいたため、結果的に予算が残ってしまった。 前年度に引き続き、同システムの運用費用と、同システム実験の試薬の購入が必要であるため、引き続いて、本年度に使用予定としている。
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