2013 Fiscal Year Research-status Report
脊髄損傷患者の歩容改善のためのリハビリテーション手技構築
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24650317
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
細田 里南 高知大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (10626138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 健司 高知大学, 医歯学系, 准教授 (10274367)
足立 あかね (奥宮 あかね) 高知大学, 医学部附属病院, その他 (70626142)
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Keywords | 足底感覚 / フィードバック / 歩行 |
Research Abstract |
平成24年度に開発した足圧中心の推移を健常部位にリアルタイムにフィードバックをさせる装置を開発した。平成25年度その機器を用いて症例検討を行った. 症例は2例で足底感覚消失例と健常男性の体験用義足装着時の歩行において,本装置装着前後の歩行をGait-scanとFoot-scanで計測した.その結果,2症例ともに歩幅,歩行速度の向上がみられ,Foot-ScanによるCOPの軌跡も装置装着下では再現性が良好であった.これは,健常部位に転送される電気刺激を通じてCOPの推移をフィードバックできたことで歩行安定性や歩行能力の向上につながったとことが示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
開発した機器の有効性については,症例検討を行い,その有効性を検討した.また,その機器の紹介と有効性について学会報告を実施した.ただし,本機器の有効性を検討したい脊髄損傷症例においての検討については現時点では実施できていない.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の有効性を示したい脊髄損傷症例における検討が必要であり,そのための症例収集を行ったうえで,有効性を検討する必要がある.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
H25年度に脊髄損傷患者を対象としたデータを収集する予定であり、その人件費・謝金などに費用が必要であったが、機器の有用性を示す症例検討を他の疾患患者で行うことにとどまり、脊髄損傷患者を対象としたデータの収集が困難であったため、次年度に持ち越す結果となっている。 H26年度に脊髄損傷患者でのデータ収集を行うため、それに必要な人件費、謝金などに使用する予定である。
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